解決済み
美容室経営者です(20年経営してます) どういう条件なら美容師を続けたんですか? 転職後、どう感じますか? 今後のスタッフの福利厚生の参考にさせてください
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リクエストありがとうございます。 私が美容師を退職した理由は肌荒れによるものでした。 美容学校時代から肌が悪くなり、医者が止めるのも振り切って10年続けた結果としてどうしようもなくなったからです。 労働条件というより、肌が悪くならなければ美容師を辞める事はなかったと思います。 しかし、美容師を辞めた事で視野が大幅に広くなった実感はあります。 退職後はアミューズメント施設運営会社の接客指導の仕事をしましたが、そこで接客を一から徹底的に鍛えなおされました。 美容師は全般的に接客力が低いのでは、と考えるようになりました。 お辞儀や言葉遣いなど接客の基本をどれだけの美容師が出来ているだろうと。 自分自身がこういった仕事になり、それからは色々な業種の接客を注意深く観察するようになったのですが、やはり美容師は基礎がまるで出来ていない、と感じました。 美容師は特に一人一人のお客様と接する時間が長い業種ですから、接客業としての基本を教えてあげると店舗全体にとっても良い影響になるのでは、と思います。正しい敬語が使える、お辞儀が出来るというのは社会では当たり前ですし、実生活においても役に立ちます。 美容師は職人気質が強い業界ではありますが、先ずは社会人として成熟した大人としての教育システムを構築したほうが良いと思います。社会人として自覚をしてからの美容師ではないでしょうか。 話しがそれてしまいましたが、福利厚生面などは美容師業界は未整備な部分が多いのは残念に思います。 平均年収を見ても全業種中最下位ですし、金銭面でも厳しいのだろうと思います。 それでも22万件ある美容室の90パーセント以上が福利厚生一切なし、というのは異常とも言えます。 とは言え、現実的に会社員のように福利厚生を充実させてしまうと厳しいのも現実ですし、難しい問題ですね。 せめて、有給だけでも何日かあれば良かったかな、と今となっては感じます。 当時は休みも外部講習や撮影で潰れてましたし、定休日以外にも休みがあれば旅行などにも行けたかな、と思います。 現在は、美容師時代に比べ福利厚生も完備されていますから、人生設計などは美容師時代と比べ格段に考えやすくなりました。 全く参考にならずに大変申し訳なく思います。 この厳しい美容業界で20年間もお店を経営されてきたことは素晴らしいと思います。並大抵の努力で出来ない事はよくわかります。 今回、質問を頂いたように常にオーナー様がスタッフの事を考え、支えてこられたからこそだと思います。 今後の発展を心よりお祈りいたします。
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