転職した会社から雇用契約書をもらってないのですが、大丈夫なんでしょうか？

Question

転職した会社から雇用契約書をもらってないのですが、大丈夫なんでしょうか？親戚が社長を務める会社に転職したのですが、雇用契約書をもらえていません。また、社則はあるそうなのですが社員には開示していません、それと、ほとんどの社員の給料明細の合計金額が合っていません。例えば、支給の欄は基本給料16万+営業手当4万=22万みたいな感じになっています。控除欄の合計金額は合っています。このような会社にいるのですが、この先何かあった時に大丈夫なのでしょうか？

Answer 1

基本的には従業員にとって不利になるようなことは少ないです。
こうした不備はむしろ経営者にとって不利になりますから、親戚の方の今後のほうが心配です。

雇用契約や社則の不備はほぼ100％従業員にとって有利＝経営者にとって不利な材料となります。
言ってしまえば、従業員にとっては、雇用契約が無かったり、社則（就業規則）が開示されていない会社では、かなりやりたい放題です。会社側から「こういう規則になっている」と言われても、書面が無かったり開示されていなければ、それに従う必要はありません。
例えば解雇されそうになったとしても、もともと解雇要件が定められていないことになりますから、争えば不当解雇になる確率も高くなります。

従業員にとって不利になるかもしれない要素としては、給料明細ですね。
給料額がおかしいと、控除されている社会保険料（＝健康保険や年金など）の額もおかしいかもしれません。多く払い過ぎていたり、少なかったり。
または、最悪の場合は社会保険自体に実は加入していないかもしれません。まあそこまでブラックな企業も少ないでしょうけど、将来にも関わることですから念のため確認しておいてはいかがでしょうか。

会社側に問い合わせるか、または区役所（市役所）の年金課に問い合わせるとわかります。