公務員試験は公平・公正に実施するように関係者が努力を払っています。 しかし、面接は採点基準等を明確化しても、どうしたって面接官の意識が入り込む余地があります。 健康状態が良くない人と、全く問題ない人であれば、意識的か無意識かは別として、どちらに高評価がつく可能性が高いのか…と考えれば、私は後者だと思います。 また、「健康状態に関する面接官の意識」が面接評価に何の影響を与えなかったとしても、やはり「持病のあること」に触れるのは、慎重になるべきだと感じます。 公務員の仕事は民間企業とは違った価値を追求していますから、民間企業の視点を用いると「楽そうに見える」場合があります。 しかし、そうした不理解こそを公務員側は嫌っています。 もしも質問者さんが志望動機などに持病の件を言うとして、それが「持病のある私でも勤務しやすい」との趣旨で伝わってしまうならば、マイナスとなるのは間違いないでしょう。 前向きなエピソードの一端として言うならば、マイナスにはならないかもしれません。 しかし、問われないうちから「病名や、現在も持病となっている事」までを言う場合は、注意が必要だと感じます。 それは、上述の様な不理解に基づくものではなく、「患っていることは事実なので伝えておきたい」との誠実な気持ちの表れだったとしても、結局は「前向きなアピール」を充分に行えなければ、面接官は「何故わざわざ病名や持病がある旨を言ったのか」と考える可能性があるからです。 面接はどうしたって面接官に主導権があり、アピールしたいことが聞かれない・予期しない質問ばかり来る…なんてことは多々あります。 そんな「思いどおりのアピールが難しい場」で、マイナスイメージに繋がるリスクが高い内容を話すのは、お薦めしません。 話しても良いのは、適切な面接対策を徹底し、「望ましくない展開からでも違和感なく自分の望むアピールに繋げる力をつけた人」のみだと思います。 ただ、その様な人は「病名や持病となっている旨」に絡めずとも「前向きなアピール」が可能でしょうから、やはり「言えるだけの資質を持つ人でも、言う必要はない」と考えます。 なお、受験資格に合致している人は受験できますから、面接などで問われない限りは、持病の事を言わないからといって非難される言われはありません。 また、健康診断でも嘘にならないならば「わざわざ言う必要はない」ですし、「勤務に支障ない」ならば仮に言う必要があっても、それを理由とした不採用になる可能性は低いと思います。 体調に気を配りながらは大変でしょうが、頑張ってください。
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