市役所などの職員募集で、高卒区分があるのは何故ですか？

Question

市役所などの職員募集で、高卒区分があるのは何故ですか？大卒の方が知識も経験もあるので、大卒のみを募集するということは非合理なのでしょうか。

応募者の立場からすると、どのような学歴であっても挑戦するチャンスがあるということは良いことだと思うのですが。

Answer 1

国家公務員、都道府県庁、都道府県庁所在都市、政令指定都市、その他大規模都市には高卒枠があります。これらは一言でいえば優秀な高校生の雇用を保障するためです。

大学進学率50％の時代になっても経済的な理由で大学に進学できない優秀な高校生は一定程度います。ですので、合格・採用されるのは優秀な高校生限定です。

試験の難易度は高く、そこら辺の定員割れ、無名、地方私立大に進学する高校生では合格は無理です。

一方で高卒枠が縮小されているのも現実です。小さな自治体ではほとんど廃止されました。

Answer 2

現役高校生をはじめとして、試験区分の年齢要件を満たす人々に就職の機会を与え、幅広く人材を求める意味が大きいでしょうね・・・

Answer 3

行政は様々な視点から仕事をする必要があるため、特定の経歴の人を集めるべきでないということ。
また、公務員の採用は福祉的な要素もあるため、高卒枠を作って高卒者が採用に不利にならないようにすること。
主な理由としてはこんな所ですかね。

一時、大卒だけど高卒と偽って採用されていた人たちが話題になったことがありましたが、あれも市の利益を損ねた訳でなく高卒者の権利を妨害したから問題になりました。