解決済み
どちらも間違いですがそこについては後述。まずは呼び掛ける相手が組合か病院かで考えます。 組織の一番小さな集合が呼び掛けの相手となります。例えば「公益社団法人 全日本柔道連盟」に対して「貴法人」と表現する人がいますがこれはただの組織種。団体の名称としてはあくまで全日本柔道連盟です。 今回のケースの場合、生活協同組合に所属するその病院が呼び掛ける対象です。 その上でさらに別の視点から指摘するなら「御院」のようなおかしな言葉も不適切。正しいのは「貴院」です。 原則としては貴+組織種で相手に対する敬意を表すことが出来ます。 貴社(会社) 貴校(学校) 貴学(大学) 貴園(保育園、動物園など) 貴館(図書館、美術館など) 貴行(銀行) 貴組合(信用組合など) 貴院(病院、美容院など) 貴社というのは「あなたの会社。そちらの会社」という意味です。 この手の質問になると「文書なら貴社。口頭なら御社」という人がいますが本来なら文書でも口頭でも「貴社」が原則。 「御社」というのは1990年代に登場したとても新しい言葉です。 元々は口頭でも「貴社」が望ましいです。しかしこの言葉には帰社、記者、汽車など同音異義語が多く、耳で聞いたときに分かりにくいので口頭では「御社」という言い回しが生まれました。 出自が新しい表現であっても多くの人が使う言葉は既にデファクトスタンダードですから、「御社」という人がいてもそれは別にいいです。 確かに会社の場合はよく聞くようになってきましたが、それ以外の組織に使うのはまだ耳に馴染みがない場合もあります。「御院」「御行」「御館」「御園」「御委員会」などはまだそういう表現として錬れていないと思います。 そうした前提の上で「貴社」に耳菜染みがないのなら「こちらの病院では」「新宿歌舞伎町病院様の場合は」という呼び掛けも悪くないです。友人に語り掛けるときにときに「あなたは」とすることも「山田さんは」とすることもあります。それと同じです。
御院ですが、言いづらいので〇〇病院様、でも構いません。 この呼び方でそこまで厳密な正解、不正解はありませんので。
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