現役消防士の方にお聞きしたいです。

Question

現役消防士の方にお聞きしたいです。現在高校生です。私は将来、消防士になりたいと思っています。いろいろ調べてみたのですが、説明が難しくてよくわからなかったので、質問に答えてくださる方がいらっしゃればよろしくお願いします。

・専門学校ではなくて、例えば海上保安官大学校のような、消防士になるための学校はありますか？また、あるならどの程度の学力が必要でしょうか？
・もし高卒なら、どのような流れで消防士になれるのでしょうか？
・私は体力には自信があります。中学、高校では持久走で５番以内には入っていました。ですが、女で身長もとても低いです。それでも消防士になることは可能でしょうか？
・消防士になったら、どのような訓練をするのでしょうか？
・消防士をやっていて、しんどい事や辛い事、また嬉しい事ややりがいを感じる事はどんな事でしょうか？

私は、人を助ける仕事をしたいと思っています。それを友だちに言うと、「チビやしやめとけ。自分女やろ。」と言われたこともあります。きれい事を言っていると思う方もいらっしゃるかもしれませんが、私は人を助けたいと思います。

いくつも質問をしてしまいましたが、よろしくお願いします！

Answer 1

現職の消防職員です。

①消防士を目指す人が入る学校はありません。
消防職員に採用されれば、全員消防学校に入校します。期間は消防本部によりばらつきはありますが、概ね6ヶ月で、全寮制です。卒業後、消防署へ配属されます。
ちなみに、消防大学校というのがありますが、これは現職の消防職員が学ぶための学校です。

②各市町村が実施する職員採用試験（消防職）に合格すればなれます。いわゆる公務員試験です。
消防職の場合、一次が筆記、二次が体力試験、論文、面接、適性試験をやるところが多いです。

③女性を採用している消防本部で、身長要件をクリアしていれば、なれます。大都市ですと、女性の採用もあると思います。身長要件はあるところと無いところがありますので、受験しようとする市町村の受験案内などで確認してください。

④訓練内容は多すぎて書ききれませんが、消防学校では、消火・救助・救急訓練、敬礼のやり方などの礼式訓練に加え、消防法などの法律、ポンプ力学、燃焼理論などの勉強や体力練成もあります。
消防士として必要な基本的な技能・知識を習得します。
youtubeで「消防学校」で検索すると、訓練の様子も動画で見られますよ。

⑤しんどいこと、辛いことは、体力的には訓練とか、夜中に出動が重なった時ですかね。
人の不幸に接しないといけないので、精神的にも辛いことはあります。
訳のわからないクレームを言われることもあります。
予防業務でも、法令違反をしている建物の関係者に設備を基準どおり設置するよう指摘しても改善されず、高圧的な態度をされることもあり、辛いこともあります。
嬉しいことは、人命を救えた時ですかね。街角で子ども達が消防車に手を振ってくれるのも、小さな喜びです。
何にやりがいを感じるかは人それぞれですね。

本当に消防士になりたいと思っているなら、他人の意見などに耳を貸さずに頑張ってください。
ただ、人を救いたいという思いだけではダメです。もし消防職員になれたとしても、女だから非力で当たり前だとか、女だからできませんという言い訳をするような職員にはなってほしくないです。

Answer 2

消防職員になりたいのであれば、各市町村で消防職員を募集した際に受験し、合格する必要があります。消防職員として採用後、全寮制の消防学校へ７ヶ月間入校して初任教育を受けなければなりません。ここでは、ホースの延長方法、その他火災現場などで使用する機材の取り扱い等の初歩的なことを学びます。年齢等の採用条件が各市町村で異なると思うので、消防署に問い合わせてみるといいですよ。体力は絶対必要です。災害現場で最後にものをいうのは自分の体力です。人を助けたいとのことですが、人命救助を美化した視点で捉らえていませんか。海猿のようにかっこいいものではありませんよ。燃えている建物に進入するときは、家族のこと、子供のこと様々なことが脳裏をよぎります。災害現場から瀕死の重傷者等を救助し、数か月後に元気になった顔を見せてくれるとそれは嬉しいものです。女性でも強い信念があれば消防職員になれますよ。検討を祈ります。