管理職が反対なってる組織なのですが、大丈夫なのでしょうか？

Question

管理職が反対なってる組織なのですが、大丈夫なのでしょうか？若手の先輩（5年目）が業務管理や色々とツール試して自動化や周りを見たバランスを保つように進めてくれてます。また将来構想がすごく未来志向です。

一方で管理職は営業サポートや技術の職人さんタイプです。いいもの作る設計するけど、よく若手の先輩に止められます。

若手の先輩に「管理職逆転してない？」と聞いた所返ってきた言葉が、「悪いことではないし、やりやすいならそれでいいじゃん。」の一言でした。

よく話してるのは、「現行の製品が二十年前の物を売ってるけど売れる。ということは時代はまだ求めてる。対応の良さが上回ってるから？かなぜかわからんが、衰退期の産業だから。
けど、時代の流れが早く恐らくこの考え方でやれば逆行して持って5年。
直近で利益をあげるには？追究して安くかつ利益を取りに行くには、原価下げに行くなり色々方法の最善出さないと無理。

客に応えるための最短経路考えてかないと地盤固めないとこの会社のこの事業部は吹けば飛ぶ。
競合は国内だけじゃなくなってきてるからやすさで押されて終わるし。」
と利益率や原価から考えて若手の先輩は設計しててます。正直すごいと思ってます。

管理職の方は良いもの作るのに必死で実務はめちゃめちゃ速いです。図面がすぐ出来ます。
若手の先輩も物をよく見てて「これならこうしてここで共通化させてコストダウンは？」とか、「軸部持たんからこの構造がベスト」とか言われても「こっちで荷重受けてここは軽減させられないっすか？減らすなら？」と、とにかく積極的関与しながら、図面仕上げるのが上司？という謎構図です。
でもお互い仲良く、謝り合ってます。いつもゴメンな…。逆転しててと。

Answer 1

素晴らしい組織だと思いますね。
管理職の方は意外に優秀ですね。
うまく、若い有望な社員を使いこなしています。
管理職が反対になっている、若い先輩の方が優秀だ、というのは、貴方様の年齢、キャリアだとそう見えるんだなぁ、とある意味、感心もしました。

貴方様の会社の管理職クラスは仰る通り、『管理職は営業サポートや技術の職人さんタイプです。いいもの作る設計する。』これは今の日本には貴重なことです。
『現行の製品が二十年前の物を売ってるけど売れる。ということは時代はまだ求めてる。対応の良さが上回ってるから？かなぜかわからんが、』というのはそれだけ高い技術を持っているからです。
業界自体が衰退期の産業なのは致し方ありません。
それは貴社一社でどうにかなる問題ではありません。

『管理職の方は良いもの作るのに必死で実務はめちゃめちゃ速いです。図面がすぐ出来ます。 若手の先輩も物をよく見てて「これならこうしてここで共通化させてコストダウンは？」とか、「軸部持たんからこの構造がベスト」とか言われても「こっちで荷重受けてここは軽減させられないっすか？減らすなら？」と、とにかく積極的関与しながら、図面仕上げるのが上司？という謎構図です。 でもお互い仲良く、謝り合ってます。いつもゴメンな…。逆転しててと。』

。。。。 貴社の管理職、いわゆる年配者と、若い先輩社員のすごいところ、素晴らしいところはこのコンビネーションだと思います。
お互いが素直に年代も超えて、リスペクトしているなんて、感激、感動します。

一般の企業だと年配の技術者は、若手の考えを真っ向から反対、反発します。
年配の職人にはそれだけの自負があり、矜持があります。
仕事場における既得権もあります。それら若手にとやかく言われたくない、経験の浅い人間に何ができるか、という矜持だけの反発、言い方を変えれば、若い考え方への嫉妬です…これが組織も維持継続を妨げます。
新しい血が入ってこないのです。

しかし、優れた会社は常に新しい血を入れ、知恵を入れて、自らが進化します。
職人気質のある人は貪欲です。
お客様に贔屓にされるならばいい製品を作りたいという気持ちが強いです。
経験というものを身をもって体験し、それらが、勘と呼ばれるAIが絶対に得ることができない能力を持っています。
しかし、彼ら年配者、職人気質の人には、合理性、効率性に欠けます。

でも今の経済社会では、その合理性、効率性こそが求められます。
そして情報が求められます。
この分野に強いのは若い社員です。

この職人気質の年配者と若い社員が一緒に協働することは、まさに、イノベーションを産む必要条件といえます。
イノベーションにはコラボレーションが必要です。

お書きの内容を読む限り、貴社の管理職は若手先輩社員の意見にも傾聴し、また先輩社員も管理職をリスペクトしておられます。
尊敬しながら、いうべき意見を言っています。
それは年配者をバカにしているのではなく、製品を良くしたい、の一念で互いのスキルを出し合い、求め合っているように見えます。

若い先輩社員が持論を自信を持って後輩に語っているのも、管理職のリーダーシップが見事だからだと思います。
管理職を馬鹿にしていたら、後輩には愚痴しか聞かせないことでしょう。
そうではないことがその証拠です。

貴社、貴方様の職場はイノベーションが出来る会社、の模範事例のような会社だと思います。
日本企業が貴社のようなところばかりであるならば、また世界の檜舞台に日本経済が昇るのも期待できると思います。