近所の惣菜屋の息子。司法書士、行政書士、宅建士、社会保険労務士。 軽度の発達障害があり、よく引きこもっていました。母親…

Question

近所の惣菜屋の息子。司法書士、行政書士、宅建士、社会保険労務士。

軽度の発達障害があり、よく引きこもっていました。母親同士仲良くて、よく買ってました。家族で営む街のお惣菜屋です。先日、廃業しました。

悩みのタネは息子さんの就職先。
体格も大きく、大卒後１５年間は勉強したり、店を手伝ったり。ちなみに調理師ももっています。

その能力の高さは、あるものの人とのコミュニケーションが苦手で就職先が決まりません。心根は本当に良い人。

いわゆる本当のグレーな感じです。

主治医も経験値の問題として、支援関係は必要なしとのこと。職歴が自営の惣菜屋のみで、バイト経験もなし。
リモート面接まで、進めば良い方で、軒並み落とされています。

彼みたいな人を雇ってくれる士業事務所ってあまりないのですかね？

どうするべきなのか？
参考までに教えてください

Answer 1

就職先を探すとき、就職先では営業力と他の社員との協調性を求められる場合が大半なので、そのどちらにも不安があると、実力はあると認められてもなかなか採用には至らないと思います。

それだけの資格を持っているのなら、どこかに雇われる発想はやめて、そのどちらの問題も解決するよう周囲が司法書士として独立支援を考えてあげた方が良いかも。

惣菜屋をやっていたのなら商工会議所か商工会に加盟していたでしょうから、そこに相談すれば独立に必要な各種の相談に乗ってくれるでしょう。いまなら公的独立支援や保証人無しの公的低利融資も確実に受けられます。

完全独立して営業して歩くのではなく、地元に支店のある大手のハウスメーカーや地元を拠点にする工務店などと契約して、顧客の不動産登記部門をリーズナブルな価格で一手に引き受けるような事業展開なら、一番苦手な営業の仕事を極力減らせます。顧客はむこうから連れてきてくれますからね。

そういう業者は司法書士事務所として大手かどうかや、営業力があるかどうかなんてどうでも良いと考えていて、その人が法律上のことを任せるのに足るだけの信頼できる人かどうかだけを重視しますから、自分が食べていけるようになれば良いだけという謙虚な商売なら業者に入るマージンも増えますので少しずつ顧客はついてきます。

ライバルを蹴落とすような商売は無理でしょうから、大もうけは期待できませんが、最初は誰かの協力が必要でも、一度顧客がつけばひとりになっても堅実な商売として長くやっていけます。