職場で倒れました。治療費や慰謝料の請求など出来るでしょうか？

Question

職場で倒れました。治療費や慰謝料の請求など出来るでしょうか？先日、職場での仕事がオーバワーク状態で、二人でようやくなんとかこなせる作業を一人でやらされました。
当然まともにこなせる筈もなく、数時間経過した時点でかなり疲労感があり、あと少しで終わるから頑張ろうと思っていましたが、立ちくらみがしてきて、フラフラしてきた所でいよいよ危ないなと自己判断し休ませてもらおうと休憩を申し出た所から、ぱったり記憶を失ってしまいました。気づいたら地面に寝転がっており、周りで「脳震盪」とか「動かさない方がいい」など聞こえてきてそこで初めて失神したのだと気付きました。

「今日はもういいから」とソッコーでタイムカードを切らされ休んだら勝手に帰って下さいと指示されました。

その職場は実質7時間勤務ですが、休憩時間はなく（労働基準法では6時間以上の勤務は休憩が45分義務付けられている筈です）勤務時間が伸びて8時間以上になった場合も法定の1時間休憩は与えられません。
しかもトイレに行く場合も5分以上かかったら、タイムカードに30休憩と記載するよう強要されています。
（因みに食品工場なので、白衣の着替えやトイレ退室時の○分以上の手洗い複数回、消毒、製造現場入室時の手洗い複数回、消毒などかなり時間が掛かってしまいます）

先月も同時に倒れ込んだ人が複数人いて、事務所で休んで、体調良くなったら戻ってきてと言い放っていて驚きました。

私が倒れた際には体と顔を強く打ったようで、腕が上がらず、前歯が折れてしまいました。

一応弁護士にも無料相談という形で相談してみたいと思うのですが、地域の弁護士会から弁護士を紹介してもらう形でいいのでしょうか？

また、他に出来る事はありますか？

Answer 1

治療費や慰謝料の請求をするには、

「その病気や怪我が、会社の業務の過密さが原因で発症したものである」ということを客観的に証明でれば可能です。

この場合はその「因果関係」の証明が非常に難しい事に加え、さほど請求する額が出ないこと（治療費実費とせいぜい慰謝料として10万程度）ことから、受任したがる弁護士は少ないだろうし、そもそも弁護士を雇えばそれだけで大赤字です。

なので「疾病は間違いなく業務が原因である」という証拠を揃えて、まずは会社に直接請求されるのがベターでしょう。

Answer 2

こういうことを改善するには職場に労働組合をつくることです。労働組合は二人からつくることができます。
労働組合がなければ会社の一方的な労働条件になってしまい従業員が会社に話あいの申し入れをして会社が拒否しても法的におとがめはありません。
そうなれば、会社がブラック企業になってしまいます。労働組合が機能しなくなったり解散しブラック企業になってしまった例はよくあります。

しかし労働組合をつくると状況は一変します。労働組合をつくると会社と対等に話あいが出来る権利、団体交渉権（憲法２８条労働３権）が得られ団体交渉は正当な理由なく拒否できません。拒否したら禁固刑を含む厳しい罰則があります。参考にこちらをご覧くださいhttp://www.youtube.com/watch?v=wM1yvU6pe_A&sns=em

最近は労働組合をつくるきっかけとして個人加盟労働組合もありますし、労働組合をつくると就業規則より効力の強い労働協約を締結できます。

法規の効力の順番に憲法＞法令＞労働協約＞就業規則＞労働契約＞業務命令になります。参考にこちらをご覧くださいhttp://www.youtube.com/watch?v=qYkSA_d32PI&sns=em

労働組合をつくることにより会社から妨害行為や団体交渉がこじれたりしても労働委員会という機関に不当労働行為の救済申し立てができます。http://www.youtube.com/watch?v=KyyZrYLYuvk&sns=em

詳しくはネットで労働相談ホットラインと検索しフリーダイアルで電話相談してみてください。

労働組合なき職場は働くものは救われることはありません
ブラック企業をなくすには労働者は泣き寝入りせず労働法を学んで正しくキレる！

Answer 3

週20時間以上の労働時間を要件とするのは雇用保険（失業給付など）です。
労災保険は、1人でも人を雇えば強制加入となります。

会社は、面倒なのと事故が多いと保険料率が上がるので、労災保険の申請をしなようにすることが多いです。

弁護士は、地域の弁護士会で相談窓口を持っていることが多いと思います。
また、法テラスでも相談ができると思います。

http://www.houterasu.or.jp/

Answer 4

労災保険が適用されるはずです。
http://www.rousai-ric.or.jp/
治療も、治療中の休業補償も労災保険が面倒見てくれますから、
手続きをお早く・・・

慰謝料については会社側との話し合いになると思います。
弁護士にご相談ください。