現在法律事務所に勤務しています。 電話番・経理・作業的な書類作り(債務整理で債務者の一覧表を作るとか)は,さほど法律の知識がなくてもできます。また弁護士がパソコンを使えない人の場合には,手書きの書類をワードなどで打ち直すという作業をすることもあります。その他お客様のお茶くみ・掃除・弁護士のスケジュール管理など秘書的な仕事も多いです。 事務員が知っていた方がよい知識の大半は,学校で勉強する法律の知識とは違うものですから,この点で法律知識がある人とさほど差はありません(訴状に貼る印紙額の算定の仕方とか)。 必要な知識は仕事に就いてから必要な限度で覚えればよいと思います。知識を習得したり電話を受けたりする際に法律知識があれば,少しは仕事に取っつきやすかったりするかもしれませんが,法律知識はその程度のメリットです。 それよりもちゃんと電話対応ができるか,知らないことを裁判所などで訊いたりして確実な情報を得られるか,基本的な事務作業に誤りがないかという方が重要かと思います。 法律学習者であっても,お客様対応に難があったり,勝手に仕事を進めたり,弁護士と衝突したりするひとより,法律知識がなくてもこのようなことがない人の方が数十倍もありがたいのではないでしょうか。(えてして法律学習者にはこういう人の割合が多い傾向にあるような気がします,含む弁護士。) ということで,ご質問のような募集をされているのではないかと思います。法律事務所の事務員募集としては一般的な募集ですが,勤めたから法律知識がつくかというと,それはあまり期待できない点にはご留意ください。
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