美容師をしています。1年半になります。

Question

美容師をしています。1年半になります。元々ヘアメイクをやりたくてけれど美容師経験が必要なところが大半なので美容師を先にすることにしました。アシスタントのうちからメイクに入客出来るシステムがあったため今の会社を選びました。
1年ぐらいは本当に楽しんで向上心を持ってやっていた美容師も最近はやる気や興味があまり沸かなくなってしまいました。
というのも先輩スタッフと合わなくて当られたり私だけにキツかったりとそれですごく病んでしまって少し休職していました。オーナーや店長、上に相談しましたが上もお手上げ状態でどうすることもできなくて結局その人は辞めました。

休職後は店舗を変えて復帰したのですが、オーナーもオーナーでまたストレスで言う事がすごい圧に感じてしまって自分のパフォーマンスを発揮出来なかったり、スタイリストのカットが長くてほぼ毎日詰まってお客様をお待たせしてしまいそれもすごく私にとってはストレスです。

仲の良い先輩が今いる店舗に固まっていたので移動したのですが、先輩も移動になったりとかでアシスタントで1番上の立場になってしまい、かえって心身共に追い込まれる状況になりました。ご飯も立って食べる事が多くトイレもろくに行けません。

移動して半年ですがこの半年間吐いてしまったり、毎日めまいや頭痛がしたり、手が震えたりとなかなか体調が良くならずやっと落ち着いてきましたが、今度はお客様からどんなに嬉しい言葉をかけられても嬉しさを感じれなかったり、底なしのようにやる気が出ません。何回も辞めようと思いましたが、何万軒と美容室がある中でやっぱりやりたい事があるからこの一年半耐えてきました。その自分を無駄にしたくないと思いなかなかやめるのも出来ません。そのやりたい事も人が足りなくてなかなかそっちに回れないのが現状です。

あともうすぐカラーモデルも終わるのであと半年少し頑張れば技術的にはスタイリストになれると思います。今後の事も考えてスタイリストになっておきたいのですが接客面やモチベーションの面でこんな自分がスタイリストになっていい気がしません。仲間にも悪い影響を与えてしまうので早くこんな自分から抜け出したいのですがお酒を飲む以外に方法が思いつきません。
カラーモデルで友人を染めている時だけはかろうじて美容師を楽しいと思えます。

どなたか助けて下さい（；＿；）早く前みたいに美容師を楽しんでできるようになりたいです。そうすると前よりもっと成長出来ると思います。素晴らしい仕事についているのに苦痛です。

Answer 1

美容室経営者です。

仰る通り、美容師は非常に楽しい職業だと思います。もちろん僕はバリバリの現役美容師です。
もう３０年余り、美容師を辞めたいと思ったことは一度もありませんが、スタッフ時代には「こんな店辞めてやる」と何度も思いました。結局、実行に移しすぎて落ち着くサロンも見つからず、やむなく独立、と言う感じでしたがやっぱり、美容師は楽しい仕事です。

もちろん、あなたも見失わないで夢中な頃に戻るべきですので応援のつもりで回答します。

さて、今の職場とあなたの現状について、頑張るべきか辞めるべきかちょっと距離を置いて冷静に考えてみましょう。

あなたは「1年半の経験を無駄にしたくない」とか、「もうすぐカラーモデルも終わるのであと半年少し頑張れば技術的にはスタイリストになれる」という気持ちで迷って苦しんでいるわけですね。

ただ、それだけの経験年数で「アシスタントの一番上」ってどれだけ離職率が高いのか、また理由はとにかく休職期間もある１年半の経験年数で「もうすぐスタイリスト」って、あなたがものすごくレベルが高いか、それとも今の職場がものすごくレベルが低いかのどちらか、ですよね。

もちろん「ものすごくあなたのレベルが高い」のだとは思います。
ただ、「スタイリストのカットが長くてほぼ毎日詰まってお客様をお待たせしてしまい」スタイリストのカットが遅いのか、予約を詰め込み過ぎなのか、正直、あなたの質問からそんなに素敵なサロンというイメージがわいてきません。

「メイクの入客」って、お金を払ってメイクにご来店のお客様がそんなにいらっしゃるのですか？ そこが驚きです。
美容師歴１年の美容師にお金を払ってメイクを依頼するってどういう目的で、どういうシチュエーションなのでしょう？

そして「スタイリストになっておきたい」僕が気になるのはここです。

あなたが「低料金システム量販店」で生きていきたいのなら他店に移っても「スタイリスト」で通せるのかもしれません。
でも、クオリティーの高さで勝負しているサロンであれば「前の店ではスタイリストでした」と説明されても「あーそーですか。すごいですね」くらいで、「スタイリストとして雇ってください」と言われれば、「じゃあテストします」と言われ、たいてい「無理です」で終わりです。

その店の基準が日本全国で通用するわけ無いのです。
つまり今の職場で必死に得た「スタイリストの称号」はその店内だけで有効なもので、ハッタリが通用するのは今よりレベルの低いサロンだけ。

「とにかく早くスタイリストと呼ばれる様になり、スピード重視で数をこなしたい」とお考えなら、もっと大型の安売りチェーン店に移るべきです。大勢の美容師を抱えていないと倒産するだけに、いつでも募集しています。

「仕事はクオリティーが一番」とお考えなら、無意味なプライドでやり直しができなくなるまえに「わずか１年半」の経験を捨てた方が良いと思います。

時間が経てば経つほど、どんどん引き返せなくなる気がします。