経理職をしている者です。 現在、決算期に入りますが退職を考えています。 就業規則も含めて、2週間前に退職願を出すよう…

Question

経理職をしている者です。
現在、決算期に入りますが退職を考えています。
就業規則も含めて、2週間前に退職願を出すように書かれています。
出そうと考えていますが、一つ問題があります。入社間もない頃(昨年)、決算期は退職を受け入れない的な誓約書にサインを求められ、サインした記憶があります。
絶対に退職願を2週間後で出しても無理でしょか？
訴えられるか怖くて悩んでいます。
もちろん、2週間後退職は申し訳ないとは承知していますが…
経験者や労働問題に詳しい方、ぜひ教えて下さい。

Answer 1

本当は結構ややこい・・・

労働契約法１２条で、就業規則で定める基準に達しない
労働条件を定める労働契約はその部分は無効。無効となった
部分は就業規則の定めるところによる・・・とされてます。

就業規則で定める基準（退職は２週間前までに・・）
その誓約書の合意を契約と考え（決算期は退職を・・・）
つまり、そのような特約を個別の労働者としても就業規則
が優先。ですから２週間前ということになります。

ちなみに労働者と個別に合意することによって、不利益に
変更することもできます。ただ、合意した～と使用者が安心
しても、上記１２条があるため、就業規則を変更しない
限り、その合意も無効となります・・・。ここまで来れば
頭がごじゃごじゃになってきますが。

一応この骨子は、著名学者の本から引用です。

さらに退職することにより損害が生じたとして損害賠償請求
されるかという事ですが、ほとんど認められていません。
実損害額や退職と損害の起因性・・・など証明も必要です
し。

多分まだ不安でしょうから、他の回答者の意見をご参考に
されるもよし、また、労働関係の相談を受け付ける
労基署又は労働局の総合労働相談コーナーや各都道府県
の労政事務所などでも相談できます。大阪府はたまたまかも
しれませんが、専門性にも長けるとともに常識的な助言があり
好印象でした。
http://www.pref.osaka.lg.jp/sogorodo/