会社での若者のバリウム検査

Question

会社での若者のバリウム検査零細企業の事務です。
社員には健康診断は基本的な項目で受けさせており、40歳以上の社員にはバリウム検査を受けてさせています。

高齢の上司が3年ほど前に胃がんを経験し、若くても胃のレントゲン検査をしたほうがいいと言い始めました。
一度は健康保険組合に申し込みましたが、担当者から「被ばくすると生殖機能に影響するおそれがあるためおすすめしない」と連絡があり、若い社員に説明して検査を受けないことになりました。

上司にも説明して渋々了承していましたが、先日また若者も大腸がん検診や腹部エコー、そして胃がん検査などのオプションをつけるよう言われました。

25歳から34歳までの社員の中には新婚もおりますし、独身者でも生殖機能に影響が出るのは避けたいと思っています。
私自身も若者になりますから個人的には受けたくありません。
理想の人と運命的な出会いをしてスピード婚なんてこともあり得なくはないはず、ですので。

とはいえ、福利厚生としては手厚くなるので希望者には受けさせてもいいのかとも思っています。

前向きな情報を得たいので教えてください。

もし受ける場合、生殖機能にどのくらい影響があるのでしょうか。
胃がん検査が40歳以上なのは胃がん発症率がその年代から上がるからだと思うのですが、若者の胃がん発症率はどれくらいでしょうか。
若者に胃がん検査を受けさせている会社はありますでしょうか。

ひとつでも助かりますので教えていただければうれしいです。
よろしくお願いします。

Answer 1

胃レントゲン（バリウム）の被ばく量としては女子は多くなる傾向があります。年１～２回であれば影響はないと考えられていますが、40歳程度の、子供を産み終わった年齢からの実施が望ましいと考えられます。
男子の生殖能力は生涯続きますが、生殖腺への被ばく量が少ないので影響は些少です。

一般に、胃癌は日本人の場合45～が増えてくる年齢層です。そのため、若年層への実施は適しません。40歳程度を超えたら胃X線、もしくは胃カメラの選択制を検討しても良いかと思います。胃カメラは被ばくはありません。

ピロリ菌の検査は生涯一度だけで構わないのでお手軽です。ただ、現在の胃の状態を知ることが出来るわけではなく、将来の胃癌発生リスクの高さしか測定できません。これが胃癌検診として適切か、と言うのは議論が分かれると思います。特に、保菌者（除菌済みを含む）についての処置について、検診をどうするのか、非保菌者との不公平感をどのように解決するのかなども必要になるでしょう。

手厚い福利厚生、としては、30歳でピロリ菌検査、35歳～希望者に胃カメラの費用補助、40歳を超えたらバリウム（もしくは胃カメラ）を毎年実施、などとするとかなり手厚い対応になるでしょう。

大腸癌については、30歳を超えてから毎年便潜血検査で十分です。大腸の内視鏡検査は辛い検査であり、これを全員に強いるのは無理があります。

超音波検査は安全で比較的安価です。癌の発見と言うよりは脂肪肝などの生活習慣をはじめとして、様々な潜在的なリスクを見つけることが出来るため実施する価値があります。

また、腫瘍マーカーなどは癌発見に役立たないので、健康診断で実施すべきではありません。

Answer 2

ピロリ菌と胃がんの関係が国内で認識されるようになったのは2000年頃からで、それまで胃がんは早期発見するしか対策はなく、官民をあげてバリウム検査による集団検診の制度を整備、また内視鏡検査の改良を進めてきました。

胃がんのほとんどがピロリ菌による胃粘膜の萎縮が原因となっている事がはっきり解ってきましたが、当初行われていたピロリ菌検査が精度の低い抗体検査中心であった事も災いして見落としが多発した事や、バリウムや胃カメラによる早期発見を目指す体制が一定の評価を得ているため、ピロリ菌検査による胃がんの予防医療への転換や体制整備は遅れていますが、一部の自治体では全中学生のピロリ菌検査をして陽性者の除菌を行っています。

胃がんの発症率の高い東アジア型のピロリ菌が蔓延していた日本では胃がんが多発していたためバリウム検査などが広く行われてきましたがピロリ菌感染者の少ない欧米ではバリウムや内視鏡による胃がん検診は行われていません。

若い職員にはピロリ菌検査による胃がん予防を検討されることをおすすめします。

ピロリ菌検査・よくある質問
https://www.yusokensa.com/kensin07sp.html

Answer 3

若者の胃がん発症率は分かりませんが、X線は、
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q11244337926
が正しければそれなりに有害なので、内視鏡検査を行ったほうが良いです。
多分という事ですが、バリウムを飲んで検査をする事により癌の発生率が高くなると思いますし、年齢が若ければ若いほど放射線に対する感受性が高いので危険になります。
それと、先進国の中で日本だけが癌が増えているというような情報を見かけた覚えがありますが、私としては、医療放射線の影響が大きいのではないかと思っています。

Answer 4

胃がんを見つけるなら、ピロリ検査でしょ。
ピロリがあると胃がんになる確率が格段に高くなる。
ピロリ菌を殺す、あるいはすごく少なくする治療もあるしね。

それと、バリウムじゃあなくて胃カメラの方が格段に検査の精度は
高いです。

じゃあなぜバリウムかっていうと、胃カメラを扱える医者の数が
少ないし、胃カメラの方が高いから。

ピロリ菌、胃カメラで、ぐぐったらどうでしょうか？