解決済み
設計者は挑戦するべきか 長文になってしまいました。 「設計者は挑戦するべきか否か」という疑問について、皆さんの意見、アドバイスを頂ければ嬉しいです。 自動車の車体設計をしています。 まだ設計者になって日も浅く、毎日の業務が勉強の連続です。 設計者が部品に求める性能の基本は、 (対環境性などを満たした上で) 1に「強く」、2に「軽く」、3に「安く」だと思っています。 設計者は知識とアイデアを持ち寄って新技術に挑戦していくことで、上記の3つの性能を向上させていくのだと思って(妄想して?)います。 しかし現実では、上司や先輩がどう言葉を言い換えようと、設計者レベルでは流用設計しかしていません。(指導していただいている立場で申し訳ないですが・・・) 他車のベンチマークを綿密にとり、その中からはみ出さないように設計します。 「設計者の意図を持つように」と指導されていますが、板厚は薄いほうが良い、寸法は小さいほうが良いなどのレベルです。 私のアイデアでよりよいものをつくることを狙った提案したことがありますが、「信頼性に不安がある」、信頼性を実証させてもらおうにも「時間がかかり過ぎる」という理由で却下されました。 (この指摘自体はその通りだと思っています) ベンチマークの重要性は理解しているつもりです。実績があるものに対して、わざわざリスクを冒して挑戦し、僅かな改善を狙うのは、会社としてメリットは薄いのだと思います。 ベンチマークは、妥当性の確認にとても重要だと思います。 しかしベンチマークを基にした設計となると話は別です。仮に以前より良いものができたとしても、それは偶然の産物、もしくは設計以外の部署の努力のおかげだと思います。理由は、設計に織り込んだ知識とアイデア自体に進歩がないからです。 ベンチマークを基にした設計の目的がミスの低減、開発時間の短縮だとしたら、つまりは「安く」を「強く」「軽く」よりも優先していることになります。 よりよいものをつくるには時間がかかり、金になるとも限りません。現実問題として、世間一般に設計には時間がありません。サラリーマンとしてはやるべきではありません。 しかし技術者としては、世界で一番よいものをつくりたいという本能があります。他社の優れた技術を見ると、このままで戦っていけるのかという不安もあります。 設計者は挑戦してよいものを作っていくべきなのでしょうか。 それとも挑戦は研究職の方に任せて、会社の稼ぎを優先すべきなのでしょうか。 悩んでいます。皆さんの意見を聞いてみたいです。よろしくお願いします。
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あんたは、少年漫画のヒーローみたいに、自分でも驚くくらい自分が目立つ図式を設計を通じて実現したいのかもな。 しかし今のあんたの能力では、その状態に至ることができない。あんたに技術力が足りない(つまり提案がショボイ)のか、あるいは政治力がない(上司は口では「意図を持つように」と言いつつあんたに目立つ機会を与えたくない)なのか、それはわからん。 ところで、人間が何かを実現するとき、当人はそれが当たり前だと感じる状態になっているものだ。段階を踏んで成長していくから、大きな驚きみたいなものはないんだ。あんたのスーパーヒーローフェチみたいなのは、それをあんたは「機械工学への情熱と尊敬」とかいって高尚なものとしたいかもしれないが、心理的な問題の表れにすぎない。買い物中毒や、過剰な性欲みたいなもんだ。一種の神経症であって、機械工学よりも心理学の問題だと思う。まあ誰でも、そういうフェチを何かしら持っているものだけどな。 たぶん設計能力を高めても、そのときには今「意図」とかいって過剰に反応してるポイントについて「そんなの当たり前だろう……」と思うだけでくだらないと感じて、結局スーパーヒーローフェチは満たされないままだと思うぞ。
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