解決済み
行政書士試験について 私は仕事で建設業に携わる仕事をしていますので、許可のことで行政書士の先生のお世話になっています。私も定年が見えてきましたので、何か資格をと考えて行政書士を取りたいと相談しました。すると、資格を取るのは容易いけれど、なかなか食える資格ではないと仰いました。それに規制緩和で官公署の書類作成の独占業務がなくなり、行政書士資格は有名無実のものになる可能性があるとも仰っていました。 前の自民党政権時に可決寸前まで行ったそうなのですが、安倍政権になってまた加熱してきたそうです。 行政書士試験は司法試験や司法書士試験と比べられて合格しやすいとか言われていますが、我々からすれば合格率が5~6%の国家資格は充分に難関資格と思います。 この難関を突破してもこのような問題があるのでは受験をする気持ちに水を差された感があります。 今後、行政書士という資格はどのようになると考えられますか。
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この手の質問はよく見かけるので、いつもだいたい同じような回答を付けているのですが(笑)、今回もいつもとだいたい同じような回答を付けたいと思います。もっとも、質問内容から察するに、人生の先輩にこんな回答をして良い物かどうかという気はしないでもありませんが。(笑)無礼の段は平にご容赦を。(笑) まず、「資格を取れば喰える」というのは行政書士に限らず、ほとんど過去の話になったと見るべきです。超難関中の難関とも言える弁護士さんですら、喰うに困るような生活を送っている人がいるという話です。 とはいえ、「喰えない資格のトップバッター」とも言われる行政書士であっても、よくよく調べてみると行政書士の資格「だけ」で1000万円、2000万円という年収を稼いでいる先生もいらっしゃいます。一握り・ひとつまみかもしれませんが。 この違いはどこから来るのでしょうか? それは、行政書士という資格は、あくまでも「商売道具」でしかないという事を理解出来ているかどうか?ではないかと思います。 これは司法書士であろうとも弁護士であろうとも、税理士であろうともみな同じです。 行政書士という資格を取れば喰っていける…などという甘い考えを持っているひとは、要するに ・バットとグローブを持っていれば野球選手として喰っていけるか? ・サッカーボールがあればサッカー選手として喰っていけるか? ・包丁や鍋釜を持っていれば料理人として喰っていけるか? という答えを想像すれば簡単に判るはずです。答えは全部「NO」です。 たとえばイチロー選手はアメリカの大リーグで活躍し、途方も無い年棒を稼いでいます。イチロー選手が持って生まれた物もあるでしょうが、たゆまぬ練習をし、バットやグローブと言った「商売道具」を【いかに上手く使って成果を上げるか】ということをとことん追求しているからだと言えます。 同様に、「喰えない資格のトップバッター」と言われる行政書士の資格「だけ」で高額の年収を稼いでいる先生方も、やはり行政書士という「商売道具」を【いかに上手く使って成果を上げるか】という点を追求した結果が出ているに過ぎません。 ラーメン屋さんが繁盛をするのは、「お客を満足させたから」です。行政書士であっても(もちろん司法書士も弁護士も税理士もみな同じですが)、「お客(依頼人)を満足させられるか」というただその一点のみが重要なのであって、コレができない人は稼げずに廃業していくべきなのではないでしょうか。料金ばかり立派で美味しくも無いラーメン屋が長続きしないのと一緒です。 ===== この難関を突破してもこのような問題があるのでは受験をする気持ちに水を差された感があります。 ===== 厳しい表現になりますが、その程度のことで気持ちが萎えてしまうのであれば、行政書士をはじめとするあらゆる「士業」には向いていないのだと思います。 考えてみれば、先の「ラーメン屋さん」の例では、「ラーメン屋さん」はなにも法律で守られている訳ではありません。ラーメンを作って売ることに何の資格が必要でもありません。しかしそこから勝ち上がって繁盛をしているのは、結果的に競争に勝ち残っているからこその「成果」なのではありませんか? 士業も同様です。状況がどうなるにせよ、そこから勝ち上がる気概が無ければ士業で食べていくのはまず無理なのではないでしょうか。会社勤めにはないリスクが沢山あるのです。それを理解されるところから出発する必要があると思いますがいかがでしょうか?
3人が参考になると回答しました
「行政書士の開業はやめたほうがいい」 基本的にそういう見方は正しかったと思います。 行政書士の職域に政府が作った公益法人や、民間の企業がかなりの割合で合法的に入り込んできているので、実質的に職域は狭くなっているんだそうです。また、行政書士会という存在にも疑問を投げかけています。 まだ行政書士試験にも合格していないぼくが言うのもなんですが、行政書士の登録料は高額だと思います。 僕が住む神奈川県の行政書士会の入会金は15万円、東京都行政書士会の入会金は20万円となっています。 また、手数料や会費で初期段階でプラス3万円前後になります。 書士会側から見れば、これは結構な収入であることは間違いありません。 もちろん、行政書士として登録した後に行政書士一本で成功する人もいます。しかし、すでに確立した領域もありますし、「専業で1000万以上稼いでいる」というウラには、一方で予備校や不動産関係の事業を経営している人もいるそうです。つまり、本業ではいくら稼いでいるのか不明だということです。 そういった影響で新規に開業するような末端の会員はコロコロ変わっているのが現状だそうです。 つまり書士会は多額の入会金を払う会員を食い物にしているマルチ商法そのものではないか、ということです。 このサイトでは、行政書士という職業は国家ぐるみの資格商法ではないかとも言っています。 僕はそのような発想は持っていませんでしたし、行政書士に対してクリーンなイメージしか抱いていなかったので、内容的には驚きましたが、「確かに一理ある、いや的を射ている」と感じました。 説得力があって興味深い内容でした。 「キレイゴトではやっていけない」と漠然と思っていましたが、シビアな現状なのだなと痛感しました。 あなたは行政書士試験に合格して、すぐにとはいかないまでも、半年~数年間の準備期間をおいて開業した行政書士事務所が開業3年目に凡そどうなっているかをご存知でしょうか? 皆さん年収1000万ぐらい稼いでいると思いますか? 中には1億ぐらい稼いでいるやり手の行政書士になっているとお思いすか? それとも会社員と同じように年収500万~700万ぐらいだと思いますか? 開業に胸を膨らませて、「一国一城の主として頑張っていくぞ!」とか、「稼ぐ行政書士になるぞ!」とか思って開業されたはずですよね? なのに、残念ながら開業3年後の廃業率はなんと90%ぐらい。 10人中9人が行政書士としてメシが食えないのです。 予備校や通信講座の謳い文句と甚だ乖離した世界ですが、これが真実の事実。 どうです?? 行政書士試験に合格して、事務所を開けば先生として活躍できる予定がこのザマ!! コンビニでバイトでもやっている方が確実にお金になるはずです。 スーツの胸にコスモスのバッチをつけていても、そんなモノ誰も知りませんし、仕事がない、収入がない事務所にいるだけのおっさんを100人中100人が不気味がりはしても、先生などと呼ぶことは100%ないと思います。 毎月の生活費を稼ぐために夜間のガードマンにでもなるのがオチです。 いやいや、夜間のガードマンにも採用されないかもしれません。 昼間はスーツを着て胸にコスモスのバッチをつけて椅子に座っていても、ホームページからも、ブログからも 仕事の依頼もなく、メールマガジンを出したくても出すためのメルアドすらない! これが実態です。 月に数万にもならない報酬で、月に数十万するランニングコストを抱えて3年間辛抱して、残ったのは借金だけなどと言うようになる可能性が大です。 笑えません。 本当に笑えません。
元地方公務員です。 私は行政書士試験に合格していませんが、行政書士になろうと思えばいつでもなれます。 事務職の公務員なら、行政事務経験17年以上で行政書士登録できますからね。 でも、公務員OBなんて私も含めて掃いて捨てるほどいますけど、行政書士登録なんてしているのは極めて少数しかいません。 理由は他の方々がいくらでも書いていますので、省略させていただきますけどね。 ちなみに建設業で、定年を見据えて資格を取るなら、施工管理技士が良いですよ。 私は1級土木施工管理技士の資格持ちで、求人サイトにいくつか登録していますけど、うんざりするほどスカウトメールがきますよ。 内容的には、ほとんどが私の持っている資格目当てです。 役所や元請が下請にも建設業許可を求めてくる時代ですし、震災などの災害復興事業の増加などで、専任技術者や主任技術者になれる資格者の求人は多い感じがしますね。
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