解決済み
転職を5回経験している人事・採用関係者です。 採用側から見た面接に成功&失敗しているポイントをまとめてみます。 通る人の共通点は大体こんな感じです。 自分のことを生き生きと話している。(よく考えている) 会社のことをとても理解している。(よく調べている) 何を話すにも楽しそうで余裕がある。(やっただけの自信がある) これらを通じて面接官に「一緒に働きたい」と感じさせている。 一方で、落ちる人はこんな感じです。 想定した質問には答えられるが、それ以外の質問ではグダグダ。 考えてきた回答を思い出しながら棒読み・・・興味を持って聞けないし真実味も伝わらない。 最初から最後までアップアップで余裕がない。 一緒に働く仲間として「大丈夫かな?」と面接官が心配になる。 例えば、ありきたりの質問でも、その場で考え込んでしまったり、何を言っているかよくわからないということは非常に多いです。 面接でよく聞かれる質問というのはちょっと調べればいくらでも出てきますので、準備してきたかそうでないかの違いが非常に大きく出ます。 また、その場でうまく対応できる人もいますが、あれ?さっき言ってたことと矛盾してない?などということもあります。 単一の話題としては完結しているように見えても、複数の話題を聞いても一人の人物像として結びついてこないので、聞き手としては非常に不安になります。 話す内容以前の人もいます。面接官の前では礼儀正しく振る舞っていても、受付時や案内誘導の人に対する態度が失礼ということがあります。 何を話しかけても目も合わせず「あ、はい」しか言わない、挨拶もお礼も言わないみたいなことです。 また、面接時間に遅刻をしてきても、理由の説明もなければ謝りもしない人は割といます。 電車の遅延などで遅れることがあるのは仕方ないとしても、今は誰でも携帯を持っていますから遅れると分かった時点で連絡は入れてほしいものです。 こういうのは学生でもわかるレベルの、人として最低限の気遣いだと思いますので、それができないとなるとものすごく不安になります。 他にも、エレベーターの中で音楽を聴き出したり、ロビーで大声で「終わった終わったマジ緊張したわー笑」などと話し始め、それを社員に見られてしまうなど、オンとオフのスイッチを切り替えるタイミングが適切でない人もいます。 回答です。 面接の目的は、そうした立ち振る舞いも含めて、一緒に働く仲間として大丈夫な人かどうかを確認することです。 対話する中で、安心したり感心させられる人に出会える一方で、心配になってしまう人もいます。 就活は、出題範囲が予告されている定期試験のようなものです。 中には大して勉強していないのに高い点数を取ってしまう人もいますが、そういう上位数パーセントの例外はさておき、大多数の人が、しっかり準備をしてさえおけばできるものだと思います。 しかし、準備にはそれなりに時間がかかりますので、ちゃんとやっているかどうかが一番物を言う世界です。 一次面接が通らない人の多くは、一夜漬けとか勉強せずに定期試験を受けるようなレベルで落ちています。 中には、これではまずいと気付いて闇雲に動くのをやめ、遅まきながら準備に集中し始める人もいます。 そういう人は、就活を通じて飛躍的な成長を見せたりします。 もっと早くからやっておけば有名大手企業も通ったであろう学生を、大手が終わった時期に採用活動をしている中小企業が見つけたりして喜んだりしているわけです。 参考になれば幸いです。
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