解決済み
いつも的確な行政書士批判拝読しています。 W行政書士が「yukimasa09」の名前で2件の知恵ノートを作成していますが、おっしゃるとおり鬼の首でも取ったように先日の最高裁判決を引用しています。しかし、私が見る限り、示談交渉など行政書士が言うところの「民事法務」、私が使う表現を使うことをお許しいただけるなら「弁護士の真似事」を業務にしたがる行政書士は、さっくり言ってしまいますと同業の行政書士からも馬鹿にされているようです。 離婚でも交通事故でも遺言相続でも同じですが、一般にこれらの業務は手間がかかる割に単価が安く、それだけでやっていくのは困難な業務です。長く生き残る行政書士にはこれら専門という事務所はほとんどありません。やるとすれば、鷹●会のように悪辣な方法で暴利をむさぼる手口を大々的にやるしかないでしょう。 許認可・経営審査・産業廃棄物などなどの、行政書士の仕事であることが間違いのない業務で生計を立てている行政書士は、この最高裁判決を「だから何?」と冷めた目で見ているというのが私の印象です。これらの業務はほとんどの場合顧客は企業であり単価は高く、しかも継続して利用していただける可能性が高いためこちらで事務所経営が回転しだしたら民事なぞ馬鹿馬鹿しくてやる気にもならない、そもそもこの最高裁判決は司法書士と弁護士の争いについての判決なのだが行政書士に何の関係があるのか、これが、きらびやかなだけで内容は空疎なサイトを作って集客しているのとは違う、地に足のついた行政書士たちの反応の平均値であると感じています。 W行政書士はyukimasa09の名前で作成している2本の知恵ノートで「司法」改革により行政書士が「司法」に関われるかのように書いています。反社会勢力による金儲け、いわゆる「シノギ」の一環としての示談屋行為すら、弁護士法違反で取り締まることは難しくなり排除のためには別の法律構成が必要だとの記述には苦笑しました。なんとなく「絶対に行政書士は第四の法曹!将来的には必ず行政事件訴訟の代理権が与えられる!」と頑張っていたF君を思わせます。まあ、登録もしないでハロワに行って行政書士の求人がないのを見ただけでヘタれ、挙げ句の果てに「登録するつもりはない自己啓発受験でした」などと言い出したF君よりは根性はあるのでしょう。 ところでその2本の知恵ノートを読んでわかるのが、彼の「行政書士」という資格、あるいは資格保持者に対する異常なまでの高評価は資格予備校が受講生を募る都合で行っている行政書士に対する無駄な高評価、もうひとつは行政書士業界の御用学者である兼子某が、行政書士の「あんなこといいな、できたらいいな」を実際に行えるかのように書いている『コンメンタール』、ほぼこのふたつが根拠になっていると思われます。 彼が言っていることには「困ったもんだ」と言うしかありませんが、行政書士のなんたるかをわかっていない人たちに「行政書士になれば法律家としてこんなすごい仕事ができるんだよ!」とけしかけている者の存在が根本問題ではないでしょうか。資格スクールに『コンメンタール』、某単位会の会長などは「私が登録したときは先輩の元で仕事を覚えてから独立できたが今はそれがない。しかし民事法務という新しい領域もある。新人よ勇気を持って一歩を踏み出せ」という趣旨のことを単位会のサイトの「会長挨拶」として載せています。私には「君が払ってくれる数十万の登録料で呑むタダ酒は旨いよ」と書いてあるように読めましたが・・・。 W行政書士は登録してまだ2年。各方面からの「行政書士ってすごい仕事」という催眠術にかかっていても、まだ仕方ない時期とも言えます。いずれ、1~2年のうちには現実を知り連合会の検索にかからなくなるのでしょうが・・・。 とりあえず「学者先生が書いてるから間違いない」とみんなが思ってしまうファンタジー本『コンメンタール』を、ただのファンタジー本であると啓蒙するところからスタートした方が、個別に行政書士を論破するより効果的だと考えますが、いかがでしょうか?
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私の知恵ノートに賛同してくださる方がいらっしゃることについて、大いに喜ばしく存じます。 貴兄の提案される「コンメンタール」の件なのですが、遺憾ながら当方は未読のため、今回は批評を控えさせていただきますが、「行政書士は凄いんだ!」と思いたがる手合どもの脳内妄想の根拠となっている書物をお教えいただき感謝いたします。 無学文盲の徒など殆ど存在せず、役所の窓口係員もすっかり親切になってしまい、行政書士の需要が先細りになっていくこの国において、行政書士会や日行連のお偉方が、戸○銀座の飲み屋ではなく、本物の銀座のクラブでタダ酒を飲もうと思えば、もはや「行政書士ファンタジー」を撒き散らすしかないのかもしれませんね…(笑)。 それにしても、「行政書士ファンタジー」の催眠術にかかってしまうのが、「カバチタレ」や「特上カバチ」に感化された若造だけならいざ知らず、W行政書士のような齢50の坂を越えたオッサンまで存在するのは驚きの念に耐えません。 人生詰みかかっているオッサンが「行政書士は凄いんだ!」「行政書士試験という『超難関試験』を突破したオレ様は偉いんだ!」とばかりに、行政書士などという代書屋の資格に縋っている構図は、滑稽さを通り越して憐れみすら感じてしまいます。 行政書士ファンタジーを撒き散らす連中の罪は重いといわざるを得ませんね(笑)。
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