通信制高校に限らず、高校卒業の年度に就職するときには、ハローワークを通さなければなりません。 通信制高校を卒業見込みであるかどうかで何かが変わるとしたら、面接に言った職場の方が判断することで、全日制の高校での就職組と同じ扱いです。もちろん、通信制の高校卒となると、「不登校だったのか?毎日職場に来られるのか?」「普通高校より、能力が低いんじゃないか?」「校則に縛られない生活で、躾も出来ていないんじゃないか?」などの偏見がはじめからあって、不利に扱われると言うことを除いての話です。 通常は、学校単位でハローワークからIDをもらっていて、ハローワークのwebページを常にチェックできるのです。これは、進路担当のパソコンから見られます。「先生、こんな就職口ない?」ときけば、チョチョイと調べてくれて、「こんなのどうだい?」とプリントアウトとしてくれます。 しかし、通信制の学校では、本部の学校にしかそのIDは知らされていないので、それぞれのキャンパスでは、調べられません。そこで、高校生本人が、地元のハローワークに行って、「高校新卒ですが、検索させて下さい。」と頼むしかないのです。プリントアウトした物(もちろん第1志望)を、キャンパスから本部に送って、学校を通してその職場への面接試験などの申し込みをします。面接試験などで合格したら、断ることは出来ません。そこに就職して下さい。 ここからは、決まり事なので良く覚えておいて下さい。 ・企業からの募集が解禁されるのは、7月1日から。 ・夏休みなどに職場見学に行けるが、就職の意志などを聞かれてはいけない。 ・9月以降、採用試験を受けるが、1人につき1カ所だけ。不合格と決まるまでは、次のところを受けられない。合格なら必ずそこに就職する。高校生の方から蹴ることはできない。(大学生は、いくつ受けても良いし、内定をいくつもらっても良い。) ・採用試験で、企業が高校生に会えるのは1回だけ。2次試験もなければ、夏休み中の職場見学で、内定なども口走ってはいけない。 ・11月から、2カ所までは受けることが出来るが、合格したら蹴ってはいけない。 最後に、通信制高校の本部は、地方にあることが多く、全国にキャンパスを抱える広域性の通信制高校では、調査書などの文書の発行に時間がかかるため、1社目の面接で合格できるかどうかは別としても、文書はたくさん発行してもらっておいたほうが良い。
< 質問に関する求人 >
通信制高校卒業(東京都)この条件の求人をもっと見る
求人の検索結果を見る
< いつもと違うしごとも見てみませんか? >
覆面調査に関する求人(東京都)この条件の求人をもっと見る