解決済み
特許事務所勤務です。今後のキャリアに悩んでいます。特許事務所歴3年半です。30代前半男性です。 新卒でメーカ3年勤務しました。 その後、A特許事務所へ転職し2年半勤務しました。 A特許事務所の業績悪化のため退社し、現在、B特許事務所に8か月勤めています。 A特許事務所では外国中間処理を担当していました。 B特許事務所でも外国中間処理です。 明細書作成はA特許事務所で1件のみ担当しました。 弁理士資格は持っていません。 特許事務所に勤務して、3年程度明細書作成をしたことがないのはよくある話でしょうか。 給与も上がらず、経験も積めていない状況に、焦りを感じています。 適性がないとか運が悪いとあきらめて、別の仕事を探すべきでしょうか。 現在の状況をどのようにとらえるべきか、また今後のキャリアをどう考えたらいいか、アドバイスいただけたらありがたく思います。 よろしくお願いいたします。
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1. 明細書作成の経験について 分業が進んでいる特許事務所や、外内案件専門の特許事務所では明細書作成経験を積みにくい場合もあると思います。 このような場合は、キャリアが長くても明細書作成経験がほとんどない人も珍しくないと聞きます。 2. 別の仕事について 一般的には、特許業界から一般企業に転職することは非常に困難だと思います。 それでも、可能性があるとすれば、前職関係の仕事、又はメーカーの知財部だと思います。内定を得ることが困難ではあるものの、特許事務所経験3〜5年は、知財部に応募しやすいタイミングではあると思います。 3. 現在の状況、及び今後のキャリアについて 現在の状況について、特許事務所歴3年半ということは、特許事務所でずっと働くかどうかを決断する段階だと思います。今後は、ますます転職が困難になると思います。 今後のキャリアについて、下記の2パターンが考えられると思います。 (1) 特許事務所以外の仕事を探す (2) 特許事務所で働き続ける (1)の場合は、転職エージェントに登録して相談すると良いと思います。ただ、上述のように、特許事務所から一般企業に転職することは困難です。また、運良く内定が取れても、現在の年収が考慮されるので、年収の大幅アップは困難だと思います。 (2)の場合は、キャリアとして下記パターンが考えられると思います。 (i) 中間処理のスペシャリストを目指す 中間処理の処理速度が上がれば、高い年収が見込めると思います。 (ii) 中間処理に加えて翻訳スキルを身につける 明細書の翻訳(英日、日英)又は翻訳チェックができると、高年収を目指せると聞きます。翻訳は、特許事務所にとって割が良い仕事のためです。 (iii) オールラウンドプレーヤを目指す 明細書作成、中間処理、翻訳すべてできる実務家を目指してスキルアップを図ります。将来、独立開業を目指すなら、様々な実務の経験があった方が良いと思われます。 (ii)又は(iii)のパターンを目指す場合は、上司に相談して、少しずつ翻訳や明細書作成の仕事をやらしてもらうか、そのような仕事ができる事務所に転職する必要があると思います。一方、(i)〜(iii)いずれのパターンでも、「キャリアを積む、年収をあげる」ことは、努力次第で実現可能だと思います。 ただ、特許事務所で働く場合、特許業界全体が急激に縮小しており、特許業界の平均年収が下がり調子なことに留意が必要だと思います。このため、スキルの成長が止まると、その後は年収が下がり続けることになると思います。 明確な結論はありません。アドバイスになっておらず、申し訳ないです。 一般論として、キャリアや年収については、焦らずコツコツ努力するしかないかと感じてます。一方、方向転換(特許事務所か、特許事務所以外か)したい場合、30代前半の間がラストチャンスだと思います。
出願が全くないのは珍しいでしょう。 出願が一番付加価値が出やすいので(国内ほどではないですが)、経験が積めないのは痛いと思います。 通常、中間処理だけの仕事は発生することはありません。 出願の仕事を取ってきて、中間処理の仕事も発生します。 そのため、出願でいい仕事をして、クライアントの評価を得て、出願の仕事を増やせるようにならないと、事務所内の評価は上がらないと思います。 別の仕事といいますが、適性がないとか給料が安いというのは、転職の理由にならないでしょう。 結局、別の仕事でも同じ悩みになる可能性はありまからね。 せいぜい最初の職種に戻るぐらいでしょうか・・・。 とりあえず、中間は素早く確実に処理して、出願もやりたいとアピールしては如何ですか? 恐らく出願をやらせてもらえないということは、技術の理解力が不足していると判断されているか、語学力が足りない、国内ならばコミュニケーション能力に懸念がある、出願をやらせると添削に時間がかかると判断されているものと思われます。 そのため、これらの点に不安があるなら、ここら辺の能力を向上させるよう自己啓発に励むべきです。 ちなみに、企業知財部への転職も可能性としてはありますが、この場合も出願スキルは必要です。 企業からすると、わざわざ事務所の人をとる場合、事務所の人ならではのスキルを評価することが多いと思います。 中間処理だと、大事な案件の場合、ほとんどクレーム案や意見書案を企業で作って、事務所の方にはその形を整えてもらうだけという場合も多いので、大きくスキル差が現れることはないと感じています。 一方で、出願ですと、内製をしている企業でない限り、出願明細書を詳細に書くことは時間の都合から余りありません。 そこで、実際の痒いところまで手が届くようなクレーム案の提案などができると差別化が図りやすいと思います。 出願の場合、外国より国内案件をやっていた方が有利な気がします。 外国ですと翻訳がメインで、国内案件のようにゼロから作り上げるというスキルは身につきにくいですから。 企業知財部行っても似たような悩みや焦りはあると思います。 年功序列のところが多いので年収は上がりやすいでしょうが。。。 ただ、年功序列のだけに年齢に見合ったスキルがないと採用が厳しいのが実際です。
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