解決済み
司法書士で独立開業して生活は成り立ちますか?30代、今は会社員です。 夫が数年前に司法書士資格を取得し、司法書士事務所に二年ほど勤務しました。 今般、勤務先の所長さんに背中を押され(肩を叩かれか?)、開業するため、夫の郷里へ転居を計画中です。 事務所勤めを続けて欲しかったのですが、何年か勤めると、独立開業させられる空気なんだそうです。 いくらか貯金があるとはいえ開業して生活は成り立つのか心配です。 そろそろ子供も欲しいので失敗は許されないと思って心配です。 そもそも、この不況で仕事などあるのでしょうか? 郷里は夫が勤務していた事務所から距離的にずいぶん離れたところなので、在職中の人脈も役立たないとのこと。夫は旧友・親戚縁者を中心に顔を売っていくと言っています。 知人の弟さんは行政書士さんですがお仕事の依頼がなく工事現場で働いています。 私には司法書士の知人もなく実際のところがよくわからないので質問をしてみました。 夫は、事務所勤務を経験したうえ、それなりにリサーチして、計画しているようですが、私も自分なりに納得できる情報が欲しいのです。 宜しくお願いします。
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一昔前までは司法書士を開業しても廃業する人は他資格(税理士、労務士等)に比べ非常に少なかったのですが、最近の新規開業は非常に厳しいようですね。 この原因は ① 経済不況のみならず人口減(需要の減少)、規制緩和で競争相手の増加、本人申請の増加(全くの素人でも法務局に行けば手取り足取り親切に指導してもらえますので、最近は司法書士の手を通さず本人が直接登記をしてしまうケースが増えています)等で司法書士が手にする仕事量が全体に大幅に減少しています。 ② 規制緩和で司法書士試験の合格者数が増加し、司法試験の合格者も増加しています。弁護士は当然に登記業務も出来ますのであぶれた弁護士等が司法書士業務に参入して来るケースは当然考えられますね。ただでさえ少なくなった仕事をこれら競争相手と競い合うことになって行きますね。 もはや、司法書士で一旗挙げての時代ではなくなってきたのかもしれませんね。でも、他の類似の資格である行政書士や社会保険労務士に比べるとその専門知識の質量は遥かに優っていますので、資格そのものの持つ意味は大きいものと思われます。 ご主人さまは英語力はいかがでしょうか。企業の法務スタッフとしても十分売り込めるのでは・・・・と思いますが。司法書士の資格があれば、たとえば不動産業界の場合、宅建資格や建築士資格よりもかなり評価されるのでは・・と思いますが。 最近はご主人さまの勤め先だけではなく、採用するよりも今現在雇用している補助者でさえ解雇したい事務所が多いのが実情です。 今の時代、果たしてどこまで持ちこたえられるか分からない個人事務所であなた任せな勤務を続けるより、折角得られた資格、知識を生かした会社勤めを検討されるのもよろしいかと私自身は思っています。 尚、もし開業されるお気持ちならご参考までに私見をお話してみます。 よく、開業するには知友人、親戚、縁故、営業力が必要だとの意見がありますが、司法書士に限って言えば少し事情が違います。 ○ 司法書士業は個人の魅力と信用で顧客がつきます。一種の水商売のようなものです。 ○ 知友人、親戚は全くと言ってよいほど開業の際には役にたちません。過大な期待は禁物です。挨拶状と粗品進呈も無駄です。大事なお金です、無意味な支出は避けましょう。 ○ 縁故、特に金融機関(銀行等)に強力な縁故があればこれは強力です。銀行3つ程に入り込めれば食べて行けますね。不動産業者にコネがあればこれも有難いですね。 ○ 営業力と言えば接待が考えられますが、これは資格商売以外の企業等に言えることですね。 資格商売を目指す者は、こんなことを言っては御幣がありますが、所謂会社人間落ちこぼれが多く、こんな人間にそもそも社交性や、営業力が備わっている人が多くいるとは考えられません。縁故もなければお金もありません。それでも現に多くの司法書士が試行錯誤と長い間の努力の末現在活躍しています。 司法書士の営業とは酒を飲ませ金品を届け、ゴルフに誘うことではありません。殆どの司法書士はこんなことはしません(いや、したくても能力も金もないのです)、奇をてらわず愚直なまでに自分のありのままで近場の不動産業者、金融機関等に顔を出し自分を知ってもらうことです。そのうち一期一会ひょんなことから依頼者がボツボツ現れ、又、たまに依頼された小さな仕事を、迅速に、丁寧に、誠実にこなし実績をこなします。このような一見、誰でも出来る営業が司法書士の営業スタイルなのです。派手な営業行為、パフォーマンスを見せる人もいますが、むしろ司法書士に限って言えば少数派、邪道?ですね。個人の誠実さと信頼を得る商売(職業)なのです。このような地味な活動を続けるうちに事務所の歴史が出来、口コミで客が増えていくことになります。何年か経ってやっと食べていけるようになる・・・・といったところでしょうか(勿論、その間収入の少ない間はアルバイトも必要です。私も開業、軌道に乗るまで塾のアルバイトを数箇所掛け持ちしていました)。 ○ したがって、事務所はどんな辺鄙な場所でも構わないので自宅で開業することが望ましいと思います。お金も最小限で済みますね。どんなベテラン司法書士で目抜き通りの一等地に事務所を構えても、看板を見て事務所に飛び込んで来る一元客は年に一人いるかどうかです。尤も、法務局の前に事務所を構えれば少しは一元客が望めるかもしれませんが・・・。 以上、せっかく取った資格ですのでなんとか生かしたいのは当然です。ご夫婦でよくよくご相談の上事を進められたら良いかと思います。奥様が一番の協力者なのですから。
なるほど:9
司法書士ですか! 凄いですね…と、一昔前なら言われたのでしょうが… 私は行政書士の資格もってますので、司法書士の知り合いも複数居ますが、現状はメチャメチャ厳しいらしいですよ。 私も行政書士を本業とはしてません。 規制緩和で本来であれば司法書士や行政書士の領域まで弁護士が食い込んできたので、仕事の取り合いです。 独立開業するなら、よほどのコネがあるか?営業力が抜群か?どちらかを備えてないと、かなり厳しいでしょうね。 とは言っても、せっかくの資格だから何もしないのは勿体無いですよね。 最初のウチは大変でしょうが、お二人で力を合わせて乗り切ってください。
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