それは、あなたがこの資格を取ってどうしたいかということがわからないので答えようがありません。 8割の方が結果的には自己啓発で終わっているのですが、勉強する中身や人脈ができることなどからすると自己啓発としては意味はありますが、難関資格であることや、維持にコストがかかることを考えると微妙です。診断士を維持するために5年間で企業の診断を30日行う条件をどうクリアするかですね。診断協会に数万円払えば実務従事の場を提供してもらます。値段が高いと言って不評ですが、一方でその値段で実際の企業を診断できる場を用意してもらえるなら安いという意見もあります。 維持できなくなったら休眠という手続きをとると、30日の診断を行わなくても名刺に診断士とは書けます。ただし、実際に診断業務をしていないことを言う必要があります。勉強する中身はビジネス全般に関連するので、ビジネスマンとして必要な知識を取得できると思います。 次に勤務先の評価が高まるかですが、そんなことは聞かなくてもわかっていると思いますが、信金とIT関連以外はほとんど評価してもらえないと思います。 コンサルティング会社への転職を目的とする場合には、20代ならば充分可能性があると思います。一般的には診断士資格でコンサル会社へ転職する場合には書類選考に通るくらいの効果と言われていますが、30代は、それまで実務で培ったスキルが強く求められるけれども20代はポテンシャルを見てくれる部分もあります。これまでの経験+αとして診断士資格があるのは当然ですが、私は20代でコンサルティングファームの転職に成功している診断士をたくさん見ているので充分ありうると思っています。 逆に30代の場合は、診断士を持っていても転職に苦労している例を数多く見ていますので20代のうちに取得する必要があります。(30代前半で異業種からコンサルに転職した診断士もいるにはいるので不可能ではないとは思いますが) 最後に独立ですが、最終的には、あなたの実力がすべてですが、診断士を持っていたほうが経営コンサルとして独立するには有利であると断言できます。 一つは商工会議所や県や政令市の中小企業支援機関、中小企業基盤整備機構などの仕事ができること。 診断士の半分は公共の仕事を中心に生計を立てています。(ただし、公共の仕事は単価が低く、この人たちはあまり高収入ではありません。民間企業で顧問契約をいくつも取れれば楽に年収1千万超えますが、簡単な話ではなく、中小企業支援機関にプロマネの募集に診断士が飛びつく傾向もあります。) 診断士の業界は、様々な専門家がいて仕事を紹介しあっているところがあります。(社労士などは同業者からの紹介はほとんど期待できないそうですが。) あなたがコンサルとして実力があれば、診断士のネットワークを通じて紹介があるでしょう。駄目診断士には仕事を紹介はしないと思いますが。ただし、独立診断士の平均年収は700万から800万と言われています。長くやれば1千万を超えてくるという統計もあるにはあるのですが、独立して仕事が来ないリスクや、軌道に乗るまでの苦労を考えれば、サラリーマンをやっていたほうが得だという意見も多くて、結果的に診断士の開業割合を減らしている部分があります。(診断士取得者は大企業出身者が多いですし) 最後に20代ということですので、あなたが40歳になったときに、どういう自分でありたいか、それを描いてみてください。 例えば、35歳で独立、40歳までに安定させるという絵を書いたなら、それまでにどういう転職をして、どういうスキルを積んで行くかということも見えてくるでしょう。 そのなかで診断士がメリットがあるのかないのかがわかってくると思います。
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