私は看護学生で、新卒で手術室看護師(オペナース、オペ看護師)になることを希望しています。

Question

私は看護学生で、新卒で手術室看護師(オペナース、オペ看護師)になることを希望しています。そこで質問があります。

①新卒でオペ看護師になると、採血や注射といった基本的な看護技術が身につかないという話を聞いたことがありますが、オペ看護師が注射をする機会はゼロなのですか？

②看護師は本人の意向とは関わりなく職場の異動があるという話を聞いたことがあるのですが、それは専門性の高いオペ看護師の場合も当てはまるのですか？

オペ看護師を極めたい、手術看護の認定看護師になりたいといった思いがある場合はどうなるのでしょうか？

③私は自分の不器用でトロいところがオペ看護師に不向きなのではないかと思っています。これらの欠点は、経験や技術などでカバーできるものでしょうか？

質問が多くてすみません。
回答どうかよろしくお願いいたします。

Answer 1

①オペ看護師って独特で、病棟看護師が新人の時から経験するであろう看護技術はほとんど経験できません。全身麻酔のオペでは点滴は医師がCVを入れるし、注射は医師が行います。局所麻酔で末梢から点滴を投与する時は、病棟で点滴を入れてくれることが多いです。病院にもよるかもしれませんがほとんどゼロに等しいです。だから一生オペ室にいるなら困らないかもしれませんが、他の部署に異動となったときは苦労します。新人と同じ扱いで、自分の同期より何一つ1人ではできないと思います。だから新人からオペ室に配属されてしまう人もいますが、今後のことを考えると新人からオペ室はおすすめしません。一通りの看護技術を身につけてからのほうがよいかと。
②異動は本人の意思に関係なくあります。今はスペシャリストより、ジェネラリストが求められる時代なので、師長さんへ相談すれば多少は考慮して異動を遅らせてくれる場合もあるかもしれませんが、基本的にずっと同じ部署にいることはないと思っておいたほうがいいです。少しオペ看護師に憧れるあまり勘違いしてそうですが、専門性が高いのはオペ看護師だけではないですよ。認定をとるには、最低でも5年以上看護師を続けて、そのうち3年は専門分野での経験が必要です。その後学校へ通わなければいけませんが、新卒5年で認定をとる人はまずいません。実際はたった5年の経験でどうにかできるほど甘くはないからです。異動して他の部署も経験した上で認定をとりオペ室に戻るのもありだと思います。
③もたもたしてるとどこの部署でも慣れるまでは大変です。自分で意識して気をつけて対策を一つ一つ立てて頑張るしかないと思います。自分で変えようと努力しないと何年たっても仕事ができない人として見られます。

Answer 2

1施設にもよるが、局麻手術では点滴を取らされることはあるし、全身麻酔で導入してから末梢の追加で取らされることはある、、、が病棟よりは平均すれば少なくなる。注射はまずしない。
2もちろん。ただ、多くの手術室には御局様(すなわとながーく勤めている人)が必ずいるのも事実。病棟より一人前になるのに時間がかかるため、そこまで育つと出されにくいのも事実。
看護師個人の思いをどのくらい聞いてくれる施設(看護部長)かにもよるかな。ただし、ここの意見を全部聞くのは不可能。
3オペ室で化ける(いい方にも悪い方にも)のは良く見る。なので、、あまり気にしなくて良い。

Answer 3

① ゼロではありませんが、かなり少ないので、技術として向上することは難しいです。

② 3年を目途に、異動を行う病院が増えています。病院側が、看護師に、一つの科のスペシャリストを求めてはおらず、オールマイティーにどの科でも最低限の知識があり、対応が出来る看護師を求めているからです。

③ これはあなた次第です。

勘ちがいしているのだと思いますが、仮にオペ看の認定を取りたいと思っても、看護全般の、基本的知識、基本的スキルが必要でオペ室の事だけ出来ればよいと言う訳ではありません。その為、どの部署に配属されたとしても、最低限リーダー業務が出来るレベルは必要です。

Answer 4

①病院による所も大きいですが、病棟に比べ採血、注射を看護師がやる機会は少ないです。
オペでは麻酔を点滴から入れる事も多いですが、それらは麻酔科医が行います。
敢えて看護師に点滴を挿れるよう依頼する事は稀です。
私のいた病院は何年目かで点滴を入れる検定的なのがあったので麻酔科医にお願いして点滴を挿れさせて貰ってました。

②これも職場によります。異動のない病院もありますし、必ず異動がある病院もあります。就活の段階で確認した方が良いですね。
基本的には本人の意向を尊重してくれる所が多いです。

③不器用でトロいのは日々練習して経験を積めばカバーできます。
ただオペ室は医師の介助が主である事に加え、命に直結するため失敗すれば医師から怒鳴られたりする事は多いです。医師も病棟にいる時よりピリピリしてます。
ちょっとしたミスなら気にしないメンタルも必要です。