解決済み
精神科に勤務する精神保健福祉士です。 作業療法士さんと一緒にお仕事をする機会も多いです。 精神科ソーシャルワーカー(以下PSW)は医療職ではなく福祉職です。 当然のことながら、医行為を行うことは出来ません。 それが良い点になるのか悪い点になるのか、意見は分かれるところだと思います。 精神疾患を有する方は「病気」と「障害」を併せ持つ存在と言われています。また、自閉症スペクトラム障害など、治療より環境調整が有効な場合も多くあります。 私は「病気の治療」ではなくて「当事者の生活者としての力」を大切にしたいと考えてPSWを目指しました。 地域生活の中で「病気の治療」が占める割合はわずかなものです。生活の中での多岐に渡る課題を一緒に考え、よりその人らしい暮らしを創造していくことを何より大切に考えています。 当事者の自己決定を尊重し、転ばぬ先の杖になるのではなく、共に歩む姿勢を大切にします。ソーシャルワーカーとしての知識・技術に加えて固有の価値を問い続けることに意義がある職種です。 当事者からは「何をしてくれる人なんですか?」とよく聞かれます。私は「何かをして差し上げる訳ではありません」と答えるようにしています。PSWは当事者の有する可能性や力を信じて、ストレングスを大切にした支援を行います。当事者が目指すべき姿を共に考え、その中で知識や技術を提供しながら支援を行っていきます。 当然、自己決定には責任が生じます。そのことも当事者に理解していただけるようにかかわります。ご自身で選択されたことには責任を持っていただきますし、しっかり考えていただきます。何か上手くいかないことがあったとしても、次に生かせるように支援を行い、成功体験を積み重ねていただけるように心がけています。 心理職、看護職とはアプローチが全く異なります。 また、精神保健福祉士は医師からの「指示」ではなく独自の視点を示しながら「指導」を受ける関係にあります。ここは大きな特徴ですね。ドクターに対して独自の視点から意見を申し上げることもありますし、私の勤務先の医師は建設的に捉えて下さるのでやりがいを感じます。 精神科単科の病院、もしくは総合病院や大学病院では精神保健福祉士の資格のみでお仕事をしている方は多くおられます。 入院設備のある病院では退院支援や地域移行・地域定着にかかわる場合が多いと思います。私は精神科訪問看護に在籍しており、地域生活の中でソーシャルワーク実践を行っています。就労や経済的な支援(年金など)、対人関係の課題解決、居場所づくり、ピアの活動、家族間の調整、住居問題などなど、生活全般にかかわる知識と技術が必要です。 併せて社会福祉士、介護支援専門員の資格を有しておられる方も多いです。 資格が仕事をするわけではありませんが、配置基準の関係で精神保健福祉士は求人の要件となっている場合が多いです。 作業療法士さんも精神科に多く配置されている職種です。 私の勤務先では病棟・精神科訪問看護・精神科デイケアで活躍されています。 実習でお世話になった先では、外来作業療法(デイケアとは別)も行われていました。 作業能力の評価、活動を通したストレスマネジメントを得意とされています。 ご入院中は午前・午後の1日2回、作業療法を実施しています。 集団療法、個別療法、疾病教育など、様々な形で患者様とかかわる職種です。 私の場合ですが、就労を検討されている方の得意なこと、苦手なことをアセスメントしていただいて、精神保健福祉士がご本人さんの能力を生かせそうな場所を提案する、そういった連携も行っています。 自分が精神保健福祉士なので、作業療法士さんのことを詳しく書けなくてごめんなさい。 色々書く人もいますけど、どちらも素敵なお仕事ですよ! ご質問に沿った回答がたくさん寄せられるといいですね。
まだ高3なら大学の看護学部を選択すべしですよ。 精神保健福祉士は精神科で働くなら有利ですが、メンタル的に苦しいですよ。 精神病は伝染るんです。(病原菌に感染するわけではないです) 相談受けて親身に話を聞いていると影響されるというのでしょうね。 OTはPTよりも待遇が悪いです。
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