解決済み
「医師は年収高く,儲かる良い仕事」と固く信じている友達。 私が友達に 生涯獲得賃金(年収,手当て,福利厚生(家族へのものも含む),退職金,年金,共済組合退会祝い金(一部血税))を考えた時, 「医師は,ゴミ収集の公務員に(平均の)生涯獲得賃金でさえも負ける」 と話した所, 彼はこう反論しました。 ①日当10万円医師募集もある。それが月20日働けばそれだけで月収200万円(税込み)。そんな募集は結構ある。 ②医科は歯科に比べて患者の回転が良い。 歯科はちゃんと治療しようと思えば,一人30分とか,かかり,診療報酬に見合わないが 例えば内科開業医などは 患者一人5分程度で回せるから 凄い数の患者をさばける。 ③地方ではまだまだ,例えば耳鼻科,皮膚科,眼科,整形外科,産婦人科などなど, 歯科に比べたら数える程しかない。 患者は溢れている。 ④歯科はレセプトチェックが都道府県の技官によってはとても厳しい。 「まっとうな請求」をしても,平均より少し高いだけで個別指導が入ったりして厳しい。 しかし医科はレセプトはフリーパスだ。 多少高めの点数請求があったとしてもレセプトが通ってしまう。 とのことでした。 医師の業務内容は言うまでもなく,余りに苛烈であり,責任も極めて重く,休みもなく,あったとしても常に勉強勉強で,常に拘束され,マクドナルド店長顔負けの深夜含む長時間労働,しかもマクドナルドと違って,仕事内容もあらゆる職種で最も高度であり,想像を絶する激務(単純作業の激務なのではなく,高度な意味での激務)です。 それを差し引いたとして, 「やはり医者は儲かる良い仕事」という友達の意見についてどう思われますか? 上記①~④は正しいですか?
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世間の一般的な職業ですと「夜勤」というものがあり、昼働く人間と夜働く人間が分けられております。 一時的に長く働くことはあっても、それが終われば休息があるでしょう。 医師の場合には、「当直」というものがあります。 これがどのようなものかというと、昼働き、夜も救急患者の診察、入院患者の診察で働き、また次の日も働きます。 ただプラスして夜も仕事があるというだけで、代わりの休みはありません。 「問い:いったい何時寝るの? 答え:時間がある時に少しでも仮眠をとりますが、時間がなければ寝ません。 次の日は寝ないで仕事にあたることになります」 夜寝ないで働いても、次の日休みになることがなく、またその状態が恒常的に続きます。 (患者は危険だと思います) また、そもそも完全な休みというものがありません。 日本の医療制度は、交代勤務制ではなく、主治医制で動いています。 (入院するとわかると思いますが、何かあった場合には日曜日だろうが、深夜だろうと常に主治医が現れるのではないでしょうか?) 月に数日間は「休み」と言われる日は指定されてはいますが、入院患者は医師の休日の都合で、具合が悪くはなってくれないので、深夜だろうが、早朝だろうが、休日だろうが、自分の患者の具合が悪くなれば、病院に駆けつける必要があります。 病院への泊まり込みや、休み潰れは日常です。 (休みの日が休みになる確率のほうが少ないものです) 数少なくまともにとれた休みの日(時間?)ですら、入院患者の状態によっては、常に待機状態である必要があり、遠出も、深酒もできません。 就労時間は上記の通りですが、就労内容は「他人の命を預かって加療を行うことです」 つまり、仕事に失敗すれば(失敗しなくても最終的には必ず)、人の命が失われます。 ごく普通の医師は、少しでもこれに抵抗するため、少ない時間でも少しでも時間がある時には、医学知識に対して勉強を行っています。 そうでなければ、怖くてしかたないからです。 それでも人間は不老不死ではないので、必ず死人はでます。 そんな時には、休日返上して寝ないで働き、勉強し、何一つ間違いはなく、出来ることはすべてやった場合でも、「人殺し」と罵倒され、土下座を要求されたり、悪くすれば、数億円単位の訴訟に巻き込まれたりする可能性があります。 報酬は、ちょっと良い企業の年収程度(厚労省調査では約1160万円) 一見高そうですが、医師には退職金がありません。 手取り換算すれば、手に残る金銭額は全然安いものです。 (所得税率の累進性もあり、給与を高くもらうと4~5割が税金で取られてしまう。退職金は一定範囲ではほぼ無税の収入に成ります。たとえば生涯賃金が同じ3億円だとして、その内5000万円を退職金としてもらった場合と、全額給与所得としてもらった場合では、手取り所得に3000~4000万の差が出ます) 他職より有利な待遇を得るには70以上まで働かなければなりません。 一時期、札幌市の公立バス運転手の「平均」給与が1千万超えだったり、大阪市の清掃作業員の「平均」給与が900万超えだったり、更に一等地に宿舎まであり、バカにした家賃で居住できることが話題になりました。 職業として、どっちが有利かは比較になるんでしょうか? もちろん「すべての医師」がこうではありませんが(美容外科医や美容皮膚科医もいます)、世の中で思われている以上に、一部ではないごく普通の医師が圧倒的な激務を過ごしています。 (誤解されている人間も多いのですが、大学病院の救命センターのような場所よりも、市中病院の普通の医師のほうが替えがきかず、一人ですべてをこなす必要があるので遥かに激務です) 個人的には、他にこのような仕事をしらないのですが、もっと「ひどい」職業があれば、教えてほしいものです。 (「戦地に派遣された軍隊」等、条件を絞れば考えられますが、常時の超劣悪な奴隷環境は並ぶものはないでしょう) 少なくとも医師に成れる能力を持った人間が、医師として働くと同レベルの努力を行えば、このような奴隷待遇に甘んじる可能性はありません。 (もともと能力のない人間とは比較する理由がありません。能力のない人間は、ただ能力がないから待遇が悪いだけなのであり、職業の比較にはならないからです) ところで、歯科医と比較する理由もないのでは? 歯科は歯科で、職業としては最底辺でしょう。 医科も歯科も、国による非常識に安い価格統制(OECD平均の5分の1以下)が、行われているのですから、どうやったって儲かるわけがありません。 ヒラリークリントンは言いました。 "The Japanese medical care system is maintained by the Saint-like self-sacrifice of medical workers." (日本の医療制度は、医療従事者のまるで聖職者のような自己犠牲により維持されている) 世界と比較すれば、非常識でキチガイじみた聖人っぷりをみせているのが、日本の医師です。
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医師関係の雑誌を見たことありますか? 求人欄を見るとあまりの年収にびっくりしますよ 勤務医と普通の公務員を比較した場合、経済的側面だけでいえば、勤務医は公務員の4倍以上の生涯収入があると思いますよ 開業して普通にもうかれば、もっと差は開くでしょう
4人が参考になると回答しました
私は金が欲しくて医者になったわけではありません。現在、医療の最前線できわめて過酷な労働をしていますが、 お金で計り知れない満足感と義務感を維持している。金が儲かるからという理由で医者になるのはお勧めできません。儲けようとするなら、医者の勉強するお金と時間で株とかマネーロンダリングとか、少々危ない仕事で大きな儲けを考えたほうが、大金持ちになる可能性は高いでしょう。臨床をやっている医師で5000万を稼ぐのはごく一部で、そのような医師が同じような仕事量をこなせば、ほかの業種だったらもっと収入があるでしょう。 医師がどのくらい儲かることを期待しているのかわかりませんが、例として。 医学部教授:講演料やおいしい話も含めて年収3000万程度、都内に一戸建ては買えるがフェラーリは買えない。 かなり流行っている開業医、美容外科医:年収5000万以上、都内に一戸建て、投資用マンション、フェラーリ、愛人可能。 公的病院勤務医:年収2500万 勤務医、やとわれ医師は基本的に時間いくらの仕事ですが、収入に反映されない勤務時間が長いです。 開業医などの経営者は、当たれば爆発的に収入が伸びます。
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