雇用契約について（退職金）

Question

雇用契約について（退職金）雇用契約書に『退職金は２年以上勤めたら基本給の２ヶ月分は保障』とあります。
個人の医院３年７ヶ月働いて最近退職しました。
すると退職金が９万円しかなかって、そのことを聞いたら『退職金の扱いが変わって３年以上勤めたものに１年につき３万円で、５年以上つとめたら１年につき５万円』といわれました。
私が書いた契約書がどこにあるかわからないんですが、他の正社員のひとも同じ契約書にサインしててみせてもらったので、契約内容間違いないんですが・・・・納得できません（他の人も）・・・
どうにかならないのでしょうか？？

補足

私の基本給は１８万円です。契約書が見つからないのは私も反省するところです。
雇用契約の退職金についての変更の通知は全くなかったです。
やめて退職金をもらう時に初めて説明されました。
他の人も私の退職の件で退職金が少ないと知りましたが、院長からは未だに他の正社員にたいしても、契約内容の変更の説明は全くありません。

Answer 1

労働基準法の不利益変更ですね。本来、退職金制度は、どのような規程であろうが問題はありません。しかし、変更する場合は、労働者へ周知して説明する必要があります。このケースでは相当な格差があるので、問題になると推断します。監督署へ相談しましょう。

Answer 2

雇用契約書持ってないキミも悪いよね・・・。

変更になったときの契約書でも見せて貰ったら？
それが無ければキミの主張が通るけど、その時に主張する雇用契約書が「私が書いた契約書がどこにあるかわからないんですが、」これじゃあ何の主張もできないな・・・ガキの落書きでサインしてるんじゃないんだからそういう契約書とか大切に保管できないの？(　´ Д ｀)
junjun952000さん

Answer 3

３つ問題があります。

１）会社側がどのような手段で、雇用契約の変更を通知したか。
２）そもそもの契約書がどのように記載されていたか。
３）今回の変更が適法か。

１）については、例えば、その会社の人事部が掲示したり、回覧したりした事実があれば、会社側の問題はなくなります。

２）雇用契約を結んだにも関わらず、あなたの手元に契約書が無いということですよね。会社側には（当然あなたにもですが）保管義務があるので、会社側に契約書が残っているでしょう（あなたが契約を結んだ時に、２通に署名したことでしょう）から、それを確認させてもらうことができるはずです。

３）さて、今回の場合にはここが一番問題になるでしょう。雇用契約において、この退職金の支払い条項が、雇用契約において、重要かつ、今回の変更が著しいかどうかが問題になります。
つまり、通常、退職する人はおらず、2年働いて退職する人が稀なのか、それともこの退職金が魅力的であり、大体2年以上働いた人が辞めているかによります。もし、多くの人が2年を超えたところで、退職し、退職金をもらっているならば、重要事項になるでしょう。また、あなたの基本給がいくらかにもよります。基本給が少なく、歩合がほとんどの場合であれば、今回の変更が著しい契約の変更にならないかもしれません。一方で、基本給がほとんどで能力給がほとんどないのであれば、今回の変更は、契約の著しい変更になるでしょう。

まとめると、以下の通りです。

１）会社があなたの事前に通知していたか（あなたが知っているかいないかではなく、会社が伝えるという行為をしたか否かです）
２）契約書にはどのように記載されているか。
３）今回の契約変更は著しい契約の変更に相当するか否か。

記載されている情報からはっきりとはいえませんが、仮に基本給を20万とすると、40万円の退職金が、6万円になったとすると、これは著しい契約の変更となり、事実を会社側が伝える行為をしていたとしても、契約変更の無効を確認することができるでしょう。

ただし、この変更の通知が10年前に行われているというなら、その間に退職者が居て、この変更に基づいて退職金が支払われているでしょうから、変更自体があまりに古い場合には、従うしかないと思います。

だらだら書いてしまいましたが、まずは、会社に”そんな契約変更を承諾した覚えは無い”といってみるのが良いでしょう。