精神保健福祉士事務所というのを聞いた事がありません。精神保健福祉士はなぜ、独立しないのですか？

Question

精神保健福祉士事務所というのを聞いた事がありません。精神保健福祉士はなぜ、独立しないのですか？

Answer 1

精神保健福祉士です。

①「精神保健福祉士」というのは国家資格ではありますが、弁護士や医師などの業務独占の資格とは違い名称独占の資格です。ですから、精神保健福祉士の資格がなくても、同じだけの知識・技術があれば、誰でも精神保健福祉士と同じ仕事をすることが可能です。（但し、精神保健福祉士の国家資格を取得し、登録をしていない人が精神保健福祉士を名乗って仕事をするのは違法です）

②あくまでも精神保健福祉士の仕事は「福祉」です。その対象となる方達の多くがお金持ちではなく、むしろ年金生活であったり、生活保護を受給している方などが多い傾向にあります。ですので、多くの自治体などでは福祉サービスを利用するにあたって給付金制度を設けていたりするわけですが、そんなわずかな金額で運営が維持できるでしょうか？
例えば、病院やクリニックが運営できているのは、保険診療だからです。（全額自己負担だったら、ただの「風邪」くらいでも患者の自己負担は１回の通院で１万円を超えてくると思います）しかし、精神保健福祉士は何をやっても医療報酬にはつながりません。（精神科病院などでは、ごくごく一部の業務のみ、わずかながらに点数計算できますが・・・・）

以上、２つの理由にて、ほとんどの精神保健福祉士が独立開業しないのです。
日本の制度上、精神保健福祉士が１人で仕事をしながら喰っていくのは困難でしょう。
もしも、独立開業を目指す（している）精神保健福祉士がいるのならば、成年後見制度の後見人となり報酬を貰うなどでしょうか・・・・。

Answer 2

独立しないのではなくてできないのです。

してはダメという法律があるのではないのですが、精神保健福祉士の単独資格ですることが無いんです。

①「精神保健福祉士」というのは国家資格ではありますが、弁護士や医師などの業務独占の資格とは違い名称独占の資格です。ですから、精神保健福祉士の資格がなくても、同じだけの知識・技術があれば、誰でも精神保健福祉士と同じ仕事をすることが可能です。（但し、精神保健福祉士の国家資格を取得し、登録をしていない人が精神保健福祉士を名乗って仕事をするのは違法です）

②あくまでも精神保健福祉士の仕事は「福祉」です。その対象となる方達の多くがお金持ちではなく、むしろ年金生活であったり、生活保護を受給している方などが多い傾向にあります。ですので、多くの自治体などでは福祉サービスを利用するにあたって給付金制度を設けていたりするわけですが、そんなわずかな金額で運営が維持できるでしょうか？
例えば、病院やクリニックが運営できているのは、保険診療だからです。（全額自己負担だったら、ただの「風邪」くらいでも患者の自己負担は１回の通院で１万円を超えてくると思います）しかし、精神保健福祉士は何をやっても医療報酬にはつながりません。（精神科病院などでは、ごくごく一部の業務のみ、わずかながらに点数計算できますが・・・・）

以上、２つの理由にて、ほとんどの精神保健福祉士が独立開業しないのです。
日本の制度上、精神保健福祉士が１人で仕事をしながら喰っていくのは困難でしょう。
もしも、独立開業を目指す（している）精神保健福祉士がいるのならば、成年後見制度の後見人となり報酬を貰うなどでしょうか・・・・。