解決済み
お医者さんについての質問なのですが、普通?のお医者さんと、専門医さんにはどういった違いがあるのでしょうか。医師免許取得後に専門医としての研修が数年あるようですが、希望する科で働きたい、○○科医として仕事をする場合は、専門医になることが必須なのでしょうか。 現在中学生ですが、将来外科医になりたいなあと思い始めています。いろいろなサイトで流れは見ているのですが、可能でしたら医師免許取得後〜専門医までの期間中、病院での仕事内容の概要や拘束時間など教えていただけると嬉しいです。 よろしくお願いします。
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医師国家試験合格後、臨床研修(初期臨床研修と呼ばれることがありますが法的には臨床研修)2年間必須です。。医師法に定められた義務工程で、臨床医になるためには必ず受けなくてはなりません。 研修プログラムを提供する病院に就職し、指導医について、診療行為を行いながら医師としての基本を学びます。 また、スーパーローテーションといって、1か月、数か月単位に科を移り、さまざまな症例に対応します。内科、救急、地域医療などは必修、その他、興味のある科を選択できます。最近、必修が増えました。 この時期の特徴は「専念義務」があることで、休日にアルバイトをすることは許されません。 普通の勤務時間拘束されるほか、月数回の当直や日直(休日出勤)があります。 時間外は病院によってえらく違いがあり、定時に帰れるようなところから、毎日深夜まで働くところまであります。 専攻医(3年~5年くらい) 臨床研修を修了すると、多くの医師は専門を決め(内科とか消化器外科とか産婦人科とか、自分が何科の医師になるか決めます)、専攻医になります。 専攻医は「専門医」資格取得を目指す医師で、大学病院や大規模病院の医局にはいり、専門の修行を開始します。 ここで、指導医の指導のもと、専門分野の高度医療にもかかわり、専門の腕を上げていきます。 この間は激務で、多くの人は、深夜までの勤務や頻繁な当直を繰り返します。また、オンコールといって、家でくつろいでいてもいいが病院から連絡があったら駆けつけなくてはならない、という待機命令のようなものもあります。 この期間は、専念義務はないので、他の病院で週に1日とかアルバイト診療や当直をやることもできます(なかば医局から強制されることもあります)。 また、勤務地は、中核となる大学病院や大病院のほかに連携している地方の病院に長期(一年とか)勤務する可能性もあります。 この間に、専門医試験の受験資格を得ないとなりません。 多くは症例と論文が必要。症例は、外科のある分野は、執刀80以上、経験300以上(執刀医でなく助手でもよい)、など、なかなかヘヴィーです。 また、学術論文も1報くらいは必要となり、研究もそこそこやらないとなりません。 そして、最後に、学科試験と面接試験を受け、専門医に合格します(もちろん落ちる人も居ます)。 専門医資格を取得すると、世の中から、一応は、XX科の信頼できる医師、とみなされます。 しかし、専門医資格はここ20年くらいに整備された資格で、別に必須ではありません。現在指導的立場にある医師は専門医資格ができる前にプロになったので専門医資格を持っていない場合が多いです。 また、専門医資格がなくても、整形外科とか耳鼻科とか眼科とか、なんでも名乗れますし開業もできます。 しかし、今後は専門医は信頼を得るために重要、特殊な場合を除いて、取得した方がいいです。 さて、収入ですが、 臨床研修は、大学病院では年収300万、市中病院はまちまちですが大学病院よりは高く、年収500~700万くらいがおおいでしょうか。 専攻医の期間は、アルバイトや市中病院への派遣期間があるか、などいろいろな要素がありますが、6~700万からはじまって、おおくは一千万前後でしょうか。 最後に、さらにややこしいことを書きます。 外科の場合は、「外科専門医」を取得した後に、サブスペシャリティといって、外科の中の特定分野の専門医資格を取得する場合が多いです。この場合は、外科専門医取得後に数年の修行を積むことになります。(呼吸器外科専門医とか、小児外科専門医、など)
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