解決済み
消防士か救命士かどちらになろうか迷っています。自分が通う大学では救命士の受験資格を取ることができるんです。 調べてみると消防士に比べ救命士の方が少しばかり収入は高いものの大変らしいです。普通に考えて人が倒れる数の方が火災の件数より多いから当たり前なのですが、、、 ネットとかだと平均年収700万!とか言ってますけど嘘ですよね?周りから聞く話はそんなに良くないらしいです。みなさんに救命士と消防士の違いを教えて欲しいです。具体的には都市と地方での雰囲気や収入の差、上下関係や勤務体制、勤務内容を救命士、消防士それぞれ教えて欲しいです。 一般企業との比較もできたらしていただくと嬉しいです。
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現役消防官です。 幾つかに分けて御質問に御答えさせて頂きます。 まず、救命士と言う資格を活かせる職業はほぼ消防官だけです。 救命士が医療行為を行えるのは救急車のみ、と法律で定められているためです。 救急車に乗って働いている人達は全て消防官であり、消防署に勤務しています。 消防官として採用されれば、最初は必ず消火隊員として勤務しますので、一番最初から救急車に乗れる事はありません。 どんなに短くても一年ほどは赤い車に乗って勤務する事になると思います。 救急車に乗るにはとある研修に行かなくてはならないのですが、それは後述します。 救急隊(救命士)と消防隊の忙しさの違いですが、これは段違いで救急隊の方が忙しいです。 理由としては、仕事(24時間勤務)中、消防隊が平均1〜3回ほどの出場に対し、救急隊は10件程出ます。 夜間は全く寝られない事も頻繁にあります。 救急車にて勤務している人は大きく分けて2つの資格を持っています。 1つは救急技術。 これは消防本部で行われている研修に行くと得られる物で、救急車に乗るためには必ず必要となります。救命士の資格を持っていても、この研修は行わなくては救急車に乗れません。 そして、この資格だけでも救急車には乗れますが、仕事内容に制限があります。 救命士だけが行える仕事としては、『薬剤(注射)、気管挿管(口から肺にチューブを挿れる)』などが挙げられます。 消防隊の業務内容ですが、出場では主に火災対応、救助(交通事故や建物の崩落など)と言った現場に出場し、実際に内部に入り対応を行います。 この様な現場では、救急隊は中に入る事はなく、救出された方を搬送する事に専念します。 事務処理は都心部であれば消防隊、救急隊共に大量に存在しますが、それに比べると地方は事務処理量が減ります。 『平均収入が700万』の件ですが、これは質問者様の考えられている事と逆の意味で嘘だと言えます。 大手消防本部であれば、早ければ20代後半で年収700万も有り得ます。 50代の救急隊長であれば、1000万越えは全く珍しくありません。 消防隊員ですと、20代後半で600万程度となります。 ただ、これは地方の小規模消防本部になると話は別です。最大で200万程の違いが出ると思います。 都市部と地方の違いは上記の通り、給料、休暇、パワハラの有無など様々あります。 都市部が一切無いと言う訳ではありませんが、通達が嫌と言うほど送られる為に地方よりは環境が整っている場合が多いです。 かと言って、地方でも和気藹々としている本部もありますし、都心部でも依然として暴力を伴う指導も存在します。 要は場所によりけりです。 雰囲気に関しては、一概に『地方だから、都心部だから』と括る事が出来ないと思います。 更に詳しく説明が必要であれば、具体的に指示して頂ければ回答致します。
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現役の消防官です。 貴方が救急救命士の資格を持って消防官になったとしても、貴方を救急救命士として救急隊専属にするかどうかはトップが決めることなので、一概に救命士だから救急隊とは言えません。 うちには救急救命士だけど日勤の人もいます。 収入差は同じ県内でもあります。救命士だから手当がつくところもあれば、一切ないところもあります。 上下関係や職場の雰囲気は、上が変われば変わります。元々の雰囲気もありますが。 勤務内容も救命士とそうじゃない隊員とで差はないと思います。救急出てたから事務しなくていいってこともないですし、逆に救急出てて事務が終わらなかったから非番に残ってやることもあります。
救命士の資格をとるべきかどうかですが、他の方も書かれているように救命士の資格を生かす仕事場は、ほぼ消防の救急(他には海上保安庁など)に限られます。その為、救命士の資格を持っていても、消防官として採用される限り基本的な初任教育は消防学校で受けることになります。 初任科終了後、再度消防学校の救急専科で救急の乗務資格を取るわけですが、配属は救命士の資格を持っている限り体験的にポンプ隊になったとしても、早い段階で救急隊に配属となる可能性が高いといえます。そして、一旦救急専務になると救命士のレベルアップや資格取得(薬剤認定や挿管など)のためかなりの頻度と時間で研修や病院実習に参加することとなるので、他の消防業務に関わる機会も少なくなり、専門性が高くなる一方、消防業務全体の事に疎くなってしまいます。 収入に関しては、勤続年数と階級で決まり、後は出場に伴う特殊勤務と時間外勤務手当の差となるので、出場が多い分差がでますが、そんなに極端なものではないです。 また、都市と地方の差ですが、都市部ほど件数が多いのと配置人員が多いことから兼務隊員の比率が地方ほど高くなりますが、経験上救命士の有資格者は救急隊の中でも専務隊員として扱うケースが多いように感じます。 あと、救命のスペシャリストとして経験を積んでいても、昇任に伴い出張所長や分署長になると消防隊を含め業務全体の管理を任されるので、救急以外の業務が分からず苦労するケースもよくあるので、必ずしも一生救急の世界だけで過ごせるわけではありません。 上下関係については、消防の世界は階級社会で、階級と拝命年が基本となり救命士だろうと消防だろうと変わりはありません。
救命士になるにしても、消防士にならないと活かせないです。 ただ、せっかく取れるなら取っておいてもいいと思います。 年収700万は、東京の都心なら4、5年で行きますよ。
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