解決済み
特許事務所への転職 特許事務所の仕事にとても興味があります。しかし私は経済学部出身で、社会人経験が2年です。夫の転勤に帯同するため退職し、海外で留学(英語)し、ドイツ語が日常会話程度できます。特許事務所の仕事に興味があり、まだ20代ということもあり今からでも弁理士を目指せるなら目指したいと思っていますが、特許事務所でいう特許事務職からスタートをすれば良いのでしょうか?文系ですので商標、意匠業務の弁理士になると思うのですが、具体的に未経験者、文系でどのようにこの道でキャリアを築いていったらよいのか、ご教示頂けますと有難く存じます。
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まず、「弁理士」という資格に、あまり大きな期待をしない方が良いと思います。確かに、私の合格した時代には、その資格により飯が食えたわけです。しかし、合格者数は70人台、合格率3%以下、この間、司法試験と同等の難しさなどと言った人がいますが、それほど大それた物ではありませんが、「合格できる人」でも5年はかかると言われていました。9割近くは「合格できず消えていく人」だったのです。 一方、特許庁の審査官の方は、官補までいれて11年勤務すれば、ほぼ自動的に資格が与えられたのです。ぶっちゃけた話、特許庁の天下り先であり、それじゃあ露骨すぎるから、名目的に民間から登用する機会を与えていたに過ぎないと言うことです。 それに批判が集まり、合格者数は800人を超えるようになりました。こうなると、もはや、英検一級とか、そうした資格と同じで、会社においても、特許事務所においても、ごろごろとしており、合格に使った努力は殆ど報われません。その中でも、特に法的センスに恵まれた人だけが、重要な仕事を任されると言うことで、技術者の弁理士でも、一生明細書作成ですごすことになります。 知財に関する実務的な技術を身につけないのであれば、「知的財産管理技能士」で十分でしょう http://www.kentei-info-ip-edu.org/ こちらも、国家資格であり、かってあったような民間資格ではありません。 さて、あなたの場合ですが、ドイツ語は殆ど約に足しませんね。確かに、かって私がお世話になった他社の部長さんは、ドイツ語でコレポンが出来ること、ドイツ語から直接翻訳できることを売りにして成功しておられますが。こういう所はごくわずかで、コレポンも英語がデファクトスタンダードであり、翻訳も、一旦英語にしてから全世界にばらまくことが多くなってきています。 よって、英語を行かすよりありませんが、英検1級の能力がありますか。TOEICも850位あれば、まあ評価されますが、実に和文英訳、英文和訳という最も重要な事が抜けておりますので。 それから、良く字向けの人は、「意匠」とうのは技術系でなくても出来ると簡単に考えがちですが、図面が勝負でして、実際に特許庁の意匠課長まで行く人は、結構、芸大などという畏れ多い大学の卒業者が多いわけです。 商標は、確かに事務系でも取り扱えますが、単純と考えれば単純になり、難しく考えると特許などより遙かに難しい物となるというやっかいな世界です。 意匠、商標とも、特許と違い、感覚の勝負ですから、審査官が駄目と言った物について反論するには、相当の技術がいりますし、まあ、不可能に近くなりますね。 よって、特許事務所に入るとしても、事務管理、コレポンが主な業務となると思います。これだって、決して馬鹿に出来る仕事でなく、ゴルフや派閥の会議に熱中しているボケ所長などに代わって特許技術者の仕事のか期限管理をしたりすることが必要となり、特許庁に対する手続も熟知していなければなりません。 ただ、年収は、経験者でも、600万円くらいに抑えられると思います。まあ、仕事のやり具合によっては、これ以上望めるかも知れませんが。 しかしですね。特許出願件数が激減しており、何処の事務所も窮地に立たされているのが現状です。果たして、採用してくれるところがあるかどうかが一番心配な所ですが。
弁理士試験の合格者のうち1-2割ぐらいが文系だったと思いますが、事務所に勤務している弁理士のうち、意匠・商標専門でやってる人はおそらく、もっと割合が低いです。頭数の多い大手の事務所で5%前後ぐらいではないかと。中小の事務所だと、専門でやってる人は稀で、特許の仕事と掛け持ちの人(要は理系弁理士の副業)が多いですし。 供給>需要、ですので、文系で弁理士の資格が取れても、意匠・商標専門でキャリアが積めるかは、基本的に、努力以前に運次第あるいはコネの要素がかなり大きくなるのではないかと思います。文系弁理士の場合、意匠・商標専門でやってる人以外にも、特許やってる人(≒合格後、夜学で理系の大学へ行った可能性大)や、特許とかけもちの人もそこそこいますし、あと、翻訳とか、事務管理やっている人もチラホラいるようです。 但し、英語(特に読み書き)がバリバリにできるなら、意匠・商標専門でやってる弁理士のいない中小の事務所に、最初は特許事務(特に外国事務)で潜り込んで、ある程度業務に慣れて、所長の信頼も得られたら、事務所の所長と交渉してあるいはなし崩し的に意匠・商標の仕事にも徐々に手を染めてキャリアを積むという手はありかもしれません。大手は、人材豊富で組織・分業体制もがっちり出来上がっているので、こういう融通は効かないと思いますが、中小は所長の考え方ひとつで決め易いので。私が知っている範囲では、資格は持ってないけど、似たような形でキャリアを積んでいる人はいますね。本人が望んでキャリアを求めたのか否かはわかりませんが。 意匠・商標専門の弁理士がいないことが多い中小事務所でも、意匠や商標の依頼は大なり小なりあるため、副業/片手間で意匠や商標やってる弁理士にとってはこの手の仕事は結構持て余している場合もあると思います(私も、片手間で幾度か国内外の意匠や、商標の手続きをしたことがありますが、普段やりなれないのでかなり面倒でしたね)。ですので、誰か専門の人材を置いて業務をやってもらえると業務効率もいいというニーズもあるように思います。但し、小さい事務所だと意匠、商標の仕事が1人分の食い扶持になるほど十分に無い場合が殆どなので、基本的に事務仕事と兼務になる可能性が高いと思います。 資格は、特許事務しながら、必要と思えば追々目指せばよいのではないでしょうか。最初に資格取得ありきだと、博打になる/結局、希望の仕事にありつけなければ資格取得に投じた時間と労力が全く無駄になるリスクがあると思います。 まあ、上記は一例で、もっと良いキャリアパスもあるかもしれませんが。
事務ならともかく、弁理士には正直向きません。 商標、意匠だけで食べていくのは難しいし、 ドイツ語も通訳できるくらいならともかく 英語で出せば事足りるので、その程度では 難しいと思います。 正直弁理士より、ロースクールで弁護士、又は 税理士、司法書士のほうがいいと思います。 弁護士になれば弁理士の業務も兼務できるので 商標、意匠の勉強をすれば需要はあるかも。
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