解決済み
作業療法士の資格を取り、臨床に出て病院で働いていますが、どのように自主的に勉強していけばいいのか戸惑っています。働いている病院ではPTが多く、ボバースとか筋膜リリースなどの手技に詳しい人が多いので、自分もそのような手技を勉強会に参加して身に付けなければいけないのかなと思ったりしますが、そういったテクニックに対する意見には賛否両論あるみたいで、すごく興味があるというほどではありません。 ①OTとして年数を重ねるにつれて、成長していかないといけないと思いますが、やはり手技を身に付けることは大切なのでしょうか? ②周りのOTで勉強会に参加している人もいますが、高額な費用を費やしているのに、臨床に活かせていない人も多いと聞きました。経験年数が浅いうちは、やみくもに勉強会に参加して満足するのではなく、書籍や文献を読んだりして基本的なことを勉強するという方法でもいいのでしょうか? ③身障の病院で働いているので、身体機能に関する勉強が一番大切だと思うんですが、働く中で認知症や患者さんの精神面に興味を持ちました。これらは勉強する優先順位として後回しにして、まず身障の知識をしっかりさせるべきでしょうか?
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OTです。 ①経験年数を重ねるにつれて成長していかないといけないのは当然ですよね。手技を身に付ける、さまざまな理論や手法を知っているというのは自分の武器になります。どんな仕事でもそうですが、大した武器もないのに経験年数だけでデカイ顔をされると腹立ちますよね。 ②勉強会で勉強するか、文献等で独学するかはご自身にあった方法でよいと思います。ただ、勉強会にはOT同士、セラピスト同士のつながりが生まれる絶好の場であることも忘れずに。手技手法より人脈の方が強大な武器になる…私個人としては思います。 ③まずは今目の前に課せられているものからかな・・・。 個人的な考えを書かせてもらいました。参考までに。
なんの治療をするかによって、必要な手技は変わってきます。 麻痺や高次脳機能障害の作業療法を行うのであれば、ある程度、ボバースなり、筋膜リリースなり、それ以外でも良いですが、体を触れていく手技やハンドリングにある程度習熟している必要はあります。 患者さんに触れる上で、最低限必要な技術水準がありますので、このような技術は同僚のPTから学んだり、技術練習をするのも良いでしょうし、勉強会に行っても良いでしょう。 このような技術をOTが学ぶことに賛否両論ありますが、これだけ学んでいてはOTとは言えないという一点が問題になってきます。 作業療法の視点からみた介入対象に関して、このような手技が必要、有用であれば、重要な治療手段と考えられます。 ただ、作業療法士である以上、PTが専門にしている運動療法だけ学んでいては、OTである意味がなくなってしまいます。 認知症者や障害者に関わるのであれば、認知症者への対応方法や障害者の心理面のフォローなどに習熟していることや、作業活動の選定についての知識や技術も重要になってきます。知識面に関しては、勉強会でも良いですし、書籍で一通り学んでおくことでも良いでしょう。 どのように勉強を進めていけば良いかというと、患者さん介入する上で最低限の身体を触れる技術と、必ず合併している認知症や心理面の問題への関わり、高次脳機能障害に対する知識と介入方法も学んでおく必要はあります。 人間作業モデルでも、カナダ作業遂行モデルでも、生活行為向上マネジメントでも良いですが、患者さんの全体像を捉える視点も重要です。 いずれも最低限のレベルが必要です。そこから先はご自身の興味で良いかと思います。 作業療法士はPTではないので、全体を捉えて、介入できる総合力を養っておくことが大切ですよ。
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