警察官消防官の単に非番のひというのと 休みの日というのは、同じ休みでも意味が違いますか？ あと当直と夜勤というも意味…

Question

警察官消防官の単に非番のひというのと
休みの日というのは、同じ休みでも意味が違いますか？
あと当直と夜勤というも意味が違いますか？

Answer 1

表現が人それぞれの部分があるので，一概に言えないことを理解してください。

まず，非番と休日の違いです。
警察官や消防官は，その職務上，２４時間職場に拘束されるという，一般の労働者とは違う「変則的な勤務」をしています。
労働基準法では「労働者の勤務時間は週４０時間を超えてはならず，１日の勤務時間は８時間を超えてはならない」という原則があります。
しかし，先にも書いた通り，警察官などはそう言う訳にはいかないですよね。
そこで，「２４時間拘束の勤務をした暦上の翌日は勤務した日とみなす」という扱いがあるのです。
分かりにくいと思いますが，単純に言うと「普通の人は１日８時間労働だけど，警察官などは２日で１６時間勤務にしてるよ」ということです。この，勤務した日の暦上の翌日を「非番」というのです。
ですから，実態としては朝に仕事を終えて自宅へ帰り自由に過ごせるので，世間的には「平日の昼間に休日がある」と見えるのですが，労基法上は「労働している日」という扱いになります。
休日というのは，一般の労働者で言う「土日」にあたります。週４０時間労働で１日８時間労働ですから「週休２日」となりますよね？この２日分をどこかで取らせないといけないので，「休日」というのが出来ます。

当直というのは，色んな意味で使います。
２４時間勤務の日を「当直」と呼んだり「当番」と呼んだり「当務」と呼んだりします。
また，警察官などで昼間だけ勤務の人（日勤者といいます）が，夜間の業務（事件対応や警察署の電話番など）のために泊まる日を「当番」と呼ぶこともあります。
「夜勤」とは，一般的には「夜だけの仕事」のことですね。
昼間に休みがあって，夕方や夜から翌朝まで仕事をすることを「夜勤」と言います。
看護師さんだと，朝から夕方まで…日勤，午後から０時まで…準夜勤，夜から翌朝まで…夜勤と呼んだりしています。