現在、会社を退職しまして、前の会社に残業代を請求しています。会社に請求書を送ったら、会社は残業申請書を提出しろという要求…

Question

現在、会社を退職しまして、前の会社に残業代を請求しています。会社に請求書を送ったら、会社は残業申請書を提出しろという要求があり、私は毎日の業務内容なんて覚えていないのです。しかし会社の私の元上司は日報を持っているので、残業申請書を書こうとしているのですが、毎日の業務内容なんて覚えていないのです。間違えて提出したら、恐らく会社のその後の言い分としては「当時の日報と違う。」なんて主張してきそうです。しかし、当時の日々の業務なんて正確に記憶していないのですね。どう対処するのがベストでしょうか？（まだ訴訟や労働審判等はやっていません。）

元従業員側のアドバイスとしてお待ちしています。

タイムカードのコピーは辞める日にこっそり全部出力しています。なので出退勤記録は完璧に揃っています。会社が要求しているのは残業申請表を送るから全ての日の業務内容を書いて提出しろ！と言っているのです。しかし私はそんな事一々覚えていないのでどうすれば？というご相談です。

できれば、別のアドバイスというより、この状況で残業申請書を書く為にはどうすれば良いかという視点で教えてください。
（極端な話、どうしても残業申請書を提出しないといけないという視点でアドバイスください。）

Answer 1

本来は、履行した債務の内容が問われます。つまり、納めたものの内容がどうだったのかという質も問われます。
が、例外があります。
それが労働の中身です。
明らかに業務外のことをしていたというのなら話は別ですが、残業していたという事実さえ証明できればその質までは問われません。また、業務外のことをしていたとしても、残業していれば業務を遂行していたと推定されますので、客観的に業務外のことをしていたということを会社が証明できない限り、残業していたと認定される可能性はきわめて高いと思われます。

提出しなければ服務規律違反ではありますが、提出しなかったことが、残業代を支払わなくてもいいということにはなりません。
命じられていない残業をかってにやっても残業にはなりませんが、残業をさせないという制止を会社がしていなかったのであれば、黙示の命令があったということになりますし、残業時間を管理把握しておく義務が会社になかったとはいえません。ですから、提出をしろと強要するのは、あくまで雇用関係が終了する前、すなわち在職中でなければならなかったのではないかと考えますが。