会社役員とは何ですか？

Question

会社役員とは何ですか？私の友人のご主人の話しなんですが、小さなＩＴ関連の会社に勤めていらしたそうです。
しかし、その会社の経営が上手くいっていなかったようで給料の支払いすらとどこおり先日やっとの思いで辞表を提出し会社を辞められたそうです。
しかし、まだ会社役員として名前が残っているそうで、「抜いてください」と社長にお願いしたにも関わらず「頼むから役員の方だけでも名前を残しておいてくれ」と社長に言われたそうです。
ご主人は人が良く頼まれてしまってはなかなか断れない性格のようで、妻である私の友人がその会社の役員として名前を残しておいたことによって、後々おかしなことに巻き込まれるのではないか？と、とても心配しています。

具体的に会社役員とは何ですか？

また、上記のような場合何か心配するようなことは起こり得ますか？？

すみません、全然詳しくないので教えていただけると幸いです。
よろしくお願いいたします。

補足

もう１つ質問を追加させていただきましたので、そちらも観覧回答いただけると嬉しいです。

Answer 1

役員というのは、会社への出資者（株主）から会社の経営の委嘱を受けて、経営に係わる仕事をし、会社運営上の責任を持つ立場の人ですね。

会社の損益がプラスの内はいいですが、マイナスが生じた場合は、有限とはいえ、責任をとらなければいけない立場にあります。

役員でいることが不都合なら辞任ができる、というのは一面的な話であって、いったん役員を引き受けると、話は奏簡単ではありません。

辞任を願い出たとしても取締役会で承認される必要はありますし、そもそも任期を勤めることが役員の善管義務ですから、中途の辞任には相応の理由がなければなりません。「役員報酬が出ないから」なんていう理由も、従業員が賃金をもらえない話と同列というわけではありません。経営がうまくいっていないなら、役員が報酬を返上して我慢することもアリですから、経営の内情にあわせて、そんな理由でやめられては困る！と取締役会が言うことも正当なんです。

役員は、引き受けた時点で、経営責任を覚悟しなければならない立場なんです。本当は。
それに、もしうまく辞任できたとしても、その会社の役員定員を割り込むことになった場合。新たに役員の補充がされるまでは、《退任した役員が引き続き責任を負う》必要があるのです。

もちろん、取締役会としては可能な限り新しい役員を早く選任しなければなりませんが、経営が傾いている会社で新しい役員のなりてもない、なんていう状況になったら、たとえ退任しても、責任だけは残り続けることになります。

それは「知らなかった」ではすまされることではなく、役員就任を引き受けた以上は、最後まで責任を取る覚悟は必要ですよ。
辞任すればそれで解放される、とは単純に思わないほうがよいです。

Answer 2

他の回答にもあるように、転職の際、副業禁止規定にひっかかる可能性があります。
また、転職したときに雇用保険をかけていても、そこを退職したときに某会社で取締役に登記されたままだと失業したとはみなされないかもしれません。隠して受給すれば、不正受給です。ハローワークに問い合わせたら、実態に応じて判断するということでしたが、失業給付が出ない可能性はあります。

補足
会社の取締役は、代表取締役もしくは取締役会に辞任届を提出し、承諾を得なければ退任できません。
承諾してもらえなければ任期までやめられません。雇用契約ではなく、任用契約であり、労働基準法では守られません。あくまで契約通りに履行できなければ、債務不履行となります。
取締役ですから、会社になにかあったとき、取締役も訴えられることがあるということです。
最近、粉飾決算で元社長などが訴えられた事件がありましたよね。

Answer 3

会社役員とは、労働者とは逆の立場です。
つまり会社の経営者の一員であります。給与じゃなくて経営報酬であり、雇用保険の適用は受けません。
役員は、法人登記簿に役員として名前が登録されています。
もし転職先で兼業禁止などの規定があるときは、影響が出ます。
小さなＩＴ関連といいますけど、実態は人材派遣じゃないでしょうか？

Answer 4

役員なら経営の責任はとらされるでしょうね。
取締役会設置会社として定款でさだめられている会社なら、
取締役を最低３名おかなくてはいけませんから、そのようなことが関係していて“名前だけでも”ということになっているのかもしれません。
しかし、取締役にしても“辞任”はできるはずですから、辞意の表明はしておかないと、実際は経営に携っていないのに、責任だけとらされることになりかねないと思います。
会社法の範疇だと思いますので、きちんと調べ、法的に自身の身を守る手続きをされることをお勧めします。
とお伝えください。