試用期間満了と同時に解雇することについて

Question

試用期間満了と同時に解雇することについて試用期間で、正社員を切る、ということは合法ではない、と何かで読んだか聞いたかしました。

本当でしょうか？

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解雇と言うのかわかりませんが、試用期間終了と同時に、契約？を更新しない、
というようなことを言われたことがあります。
正社員でした。

理由を言っていましたが、正当なものとは思えず、同僚なども正当ではない、という
（正直言いますと）いいがかりのような理由でした。

結局、切られたのは、人事部長（理不尽な方です）に睨まれたから、だと思います。

Answer 1

れっきとした解雇です。
判例では次のようなことが、試用期間後、解雇する正当な事由とされました。
・出勤率不良として、出勤率が９０％に満たない場合や３回以上無断欠勤した場合
・勤務態度や接客態度が悪く、上司から注意を受けても改善されなかった場合
・協調性を欠く言動から、従業員としての不適格性がうかがえる場合
・経歴詐称
面接だけでは、予測できなかったという事実がなければなりません。

Answer 2

試用期間が満了すると試用期間が解かれる（“正式に”社員と認められる）か解雇されるか、試用期間を更に延長されるかします。試用期間満了で解雇されることも少なくありません。困るのは、試用期間が満了しても、会社が何もして来ないときです。全く中途半端ですが、私は、何もして来ないときは試用期間が解かれ晴れて“正式に”社員と認められたと解釈するようアドバイスすることにしています。

そもそも試用期間とは、解雇権（留保）付き労働契約と謂われ、会社は“正式に”社員と認めた者を解雇するよりも緩やかな理由で解雇出来ることが認められています。

人事部長に睨まれることはかなり不利です。勿論、例え試用期間満了による解雇であっても、人事部長の言いがかり等恣意的な判断で解雇することは認められません。納得出来なければ「不当解雇」で争う余地は十分有ります。