ハローワークの求人票の内容と実際の給与が違う。

Question

ハローワークの求人票の内容と実際の給与が違う。ハローワークの求人票には就業場所、マイカー通勤の可否、仕事内容、就業時間、休日、基本給、定期的手当、その他の手当、備考などがあり、この紙を見れば雇用条件が詳しく分かる様になっているのですが、私が面接に行った会社の中に面接時に求人票と異なる条件を提示してきた会社が有りました。

少しくらいの違いなら年齢とか加味されて内容が少し変わったのかな？と納得できますが、この会社の場合マイカー通勤可→不可、仕事内容が総務→現場、基本給は求人票の半分以下２３万円→１０万円、他に定期的手当が無し→５万円、総支給２３万円→１５万円と言う感じでした。

求人票上では基本給２３万円+交通費+扶養手当となっていたのに、実際は基本給10万円+見なし残業手当５万円+交通費でした。（さらに労働基準監督署に確認した所、「見なし残業手当」は残業費用で、定期賃金とは言えず基本給で計算すると最低賃金を３万円以上下回っているとの事でした。）

またこの「見なし残業手当」と言う他社では見た事の無い手当が曲者で、普通他社では営業手当、職務手当などとする所を、最初からしてもしなくても「見なし残業手当」により毎月残業手当を払っている事とし、どんなに残業しても残業は付けないぞと言う手当なのです。

求人誌などで給与欄が20万円と記載されており基本給かと思ったら、実は基本給と手当に分かれていて、基本給は１０万円、そして手当てが１０万円別にあり、合計で２０万円だった。と言う事は良くありましたが、今回の様にハローワークの求人票で内容が全く違い、手当を足しても最初の提示金額に遠く及ばない、残業は有るけどシステム的に全く付かないなどと言うのは始めてです。

この様な嘘・違反の求人票を提示している場合、クレームはハローワークに言うべきなのか？それとも求人票を出している企業に言うべきなのか？どちらなのでしょう。
また、うその求人票で募集したわけですから、内定した場合求人票の内容を守る様に要望など出来ますでしょうか？

Answer 1

みなし残業手当は法的に認められている方法です。一応は４０時間以内の残業に対しての支給ですが、事実上それ以上支給しないでしょう。

会社にクレームを言っても適当に誤魔化して不採用になるだけでしょう。申告はハローワークですが、そういった会社は他にも違反しているでしょうから労働基準監督署に申し立てても良いでしょう。

新入社員の要望で態度を改めるくらいなら、そんなデタラメな求人はしないでしょう。要望は出来るでしょうが、聞き入れられない、というのが見えていますね。

基本的には関わらない方が良い会社だと思います。

Answer 2

ハローワークの案件の殆んどがブラック企業なので、注意が必要です。

Answer 3

ハローワークの求人票は、法的には、求職者に求職の申込みをさせようとする申込みの誘引にすぎず、採用時に、双方が変更に特段の合意が無い限り、求人票の労働条件が労働契約の内容になるべきですが、求人票の記載内容が、労働契約の内容と直ちに言えないとされています。つまり、個別に労働契約を結べば、求人票の内容と違っていても構わないということです。

こんな感じですから、おとり求人のようなことをしている会社が多くあります。ハローワークも求人数を確保しなければなりませんので、現状を認識しながらも目をつぶっているのかもしれません。

みなし残業手当名目で手当を出していることころは、結構あります。みなし残業手当を支払っていれば、それ以上の残業代を出さなくてもいいのではなく、みなし額を超える残業には、別途割増された賃金を支払わなくてはなりません。

求人票の内容で、労働契約するように求めることができますが、求人票は法的には上記のような扱いですから、会社はそれに応じる法的な義務はありません。そもそも、入社前からウソをつく会社は、入社後もウソをつく可能性が高いです。そんな会社を信用できますか？ 「君子危うきに近寄らず」、賢明な選択をしてください。

Answer 4

採用、不採用にかかわりなく、その旨をハローワークに伝え、相談されては如何でしょうか？