整理解雇の人員削減の必要性の程度とはどの様な程度のものですか？

Question

整理解雇の人員削減の必要性の程度とはどの様な程度のものですか？

Answer 1

人員削減の必要性とは、有効に整理解雇をなしうるためには、企業の経営状態がどの程度にあることが必要なのか判断する要素の1つです。解雇を行なわないと企業に維持、存在が危ういと言う状況までは不要ですが、解雇を要する程度の高度の経営上の必要があることは要求されています。単なる生産性の向上や利潤追及の手段では認められません。人員削減は事業員の雇用に影響を及ぼすものでありますので、経営状態を踏まえながら慎重かつ十分な検討がなされる必要があります。

Answer 2

要するに「基準」ですよね？これは一言で言えば会社によって異なるとしか言いようがありません。
先ず整理解雇にはそれを裏付ける「業績の悪化」が条件です。考えられる合理化を施したにも関わらず その悪化が改善できない、ひいては会社の存続に関わるといういわば「最後の砦」ということになるのですが では具体的にどの程度悪くなったら整理解雇が出来るのかは明確な基準はありませんのでその会社の判断に委ねるしかありません。
大抵の会社は赤字が出ても余剰資金等を取り崩しても何とか現状で収益を回復しようと努力しますが これが困難になったと判断されれば整理解雇（事業の縮小）しか残された手はないかもしれません。