退職金ナシの円満退職の意味が解りません。

Question

退職金ナシの円満退職の意味が解りません。6年正社員をし、3年前から（中間）管理職になり超過勤務(毎日拘束時間14時間ほど）をしてきた会社を、夫が辞めることになりました。2度の退職願(会社指定の書式)を受理されず、3度目は退職届を出しやっと退職できることになったのです。
しかし、半年前の転勤以降の職責を問われ、退職金無しの円満退職にしてくれと口頭で言われたそうです。夫は、上司のパワハラや超過勤務から解放されるだけでほっとしたようで、会社からの言い渡しを肯定的にとらえて帰ってきましたが、私は次の点について理解できません。

１ 懲戒解雇で退職金無しならわかるのですが、なぜ円満退職とするのか。そもそも夫が職責を問われた事態の原因は、転勤(単身赴任)直後の多回数に渡る出張や部下たちの判断により粉飾決算されたこと、その上に、パワハラ上司の執拗ないじめと、最初に触れましたが、月に4日も休みはなく、朝7時過ぎから夜中の12時近くまでの超過勤務にあると思います。一部は夫の監督責任にあると思いますが、全てが夫の責任ではないと思います。

２ パワハラの上司は、最後まで｢最後まで争うからな！｣と訳のわからないことを言い、大きな声でどなり散らしていたようですが、この人物に対して、何か夫ができる法的手段はないのでしょうか？

子どももいるし、夫の転勤についてきたために転職を余儀なくされた私の収入も激減しており、何かアクションを起こすべきなのか迷っています。

Answer 1

１：管理職の残業代は管理監督者＝取締役役員相当でない限り、会社側には賃金支払い義務があります。

２：厳密には退職金は支払う義務は法律上ありませんが、就業規則等に退職金に関する支払い項目があるのであれば、支払い義務があります。またリスク管理義務の怠慢を理由に支払いを拒む事はできません。
粉飾決済されたという事ですが最終責任者は経営者にあります。詳しい事は分かりませんがリスク管理の範囲内に当たると思われます。

３：パワハラ上司に対しては事の一部始終を録音してない限り何も出来ないと思います。
ただ最期まで争うからなと言う事は、争われたらマズい事がある事を暗に意味してると思います。
残業手当て未払い分の計算とタイムカード等のコピー、就業規則のコピーを用意して、社会保険労務士にご相談する事をお薦めします。

Answer 2

①一番問題なのは、２度の退職願を受理しなかったことですね。通常、民法では１箇月前に「退職願」を提出すれば、どんな職種であれ、退職できることになっています。それを２度も受理しないとは言語道断です。

②次に問題なのは、超過勤務です。あきらかに労働基準法を無視した勤務時間です。（過労死ラインを超えているはずです。）

③パワハラやいじめは、具体的な話をきかないと何ともいえませんが、大きな声で、怒鳴り散らすだけでも、立派なパワハラです。

④退職金については、会社の財政状況がありますので、その状況によって請求できる場合があると思いますが、こちらは微妙。

したがって、当然、最寄の労働基準局に説明し、今後の方策を相談してください。
但し、①～④までの具体的な証拠書類やそれに準じるものが必要だと思います。

Answer 3

旦那さん今まで大変な思いをしてきてお疲れさまでした。

残業代はきちんと払ってもらえてましたか？
文面から払ってもらえてないよう感じですね。

就業規則が手に入れば、それを持って社労士に相談するのがいいのでは？
市役所等で社労士による無料相談やっている場合もありますので
とりあえず市役所に相談するのもいいですね。

Answer 4

離職票に退職理由がどのように記載されてくるかですが、その前に労働基準監督に行って現状を説明してどのような方法を取ればよいかを相談してください。
その次に「退職金」についてですが、会社側が積み立てをしていないと拠出できない恐れがあるので就業規則で確認してください。
離職票が届いた段階で再び監督署に行き、その内容が実際とかけ離れているようであれば退職金も含めて行政指導の対象になりうるかを「申告」してください。
金銭的に解決しない場合は民事訴訟になりますので弁護士と相談してください。
場合によっては労基法上の罰則規定が適用される事案にもなりますので監督署員によく聞いてください。