給与未払いについて。今月分は来月支払うと言われました。

Question

給与未払いについて。今月分は来月支払うと言われました。従業員30名程度の会社で正社員をしている者です。
今月（15日払い）の給与が未払いでお金がないので来月に支払うと言われました。
従業員の中には同様に全く未払いの者、出向して稼いでいる者には一部が支払われています。

社長自身は給与は貰っていないと言いながら、自宅のローンの返済、生命保険、
生活費のカード支払いを会社の口座から行っています。

従業員は苦しんでいるのに社長は呑気なもので非常に腹が立ちます。
労基に相談しても「催促までは出来ないので…」と相手にされませんでした。

経理に聞いてもどう考えても来月になっても給与は支払えそうにない。との事です。
何処にどう相談すれば良いのでしょうか？また、ローンの返済をしているのは違法ですよね？

Answer 1

賃金が未払い状態ということは、取引先に支払う買掛金などの支払いも当然遅れているか、未払いの可能性大です。税金も未払いかも知れません。会社の土地、建物などに抵当権が設定されている可能性があります。債権の優先順位としては、税金⇒抵当権⇒労働者に支払う給料債権⇒一般債権（買掛金等）です。会社として賃金の未払いは、末期的症状です。いつ、倒産してもおかしくない状態です。経理の方に取引先から頻繁に支払いの催促の電話がかかってきませんか？賃金の未払いは労働基準法第２４条違反です。労働基準監督署に法令違反として申告すれば、支払うよう勧告はなされますが法的拘束力がない行政指導なので使用者（社長などの雇い主）に強制はできません。社長の自宅も抵当権が設定されている可能性もあります。もし、いきなり倒産となる場合を想定して賃金の確保として、会社の財産の保全に努めるべきでしょう。賃金は取引先に支払う買掛金等の一般債権よりは先取特権として支払いが優先されます。社長に未払い賃金の優先的な支払いを約束させましょう。倒産と
いうことになれば、取引先や銀行などの債権者が殺到することが予想されます。今のうちに転職先も探しておいた方がいいです。

Answer 2

給与が送れる分、延滞利子を支払ってもらいましょう。利子の率がそれくらいかは調べてください。銀行からお金を借りたり、ローンで物を購入したりしたら利子が付きますよね？それと全く同じ事です。（もちろん、合法です。）

あと、本来給料日に全額の給与を支払うのは法的にも義務であり当たり前の事ですから労基署に告発も必要でしょう。場合によってはそれ以上の行動を起こす必要があります。

Answer 3

確かに会社の苦境や社員の苦労を知ってか知らずか呑気ですね。リーダーは苦境の時に手腕を発揮するものではないかと思います。
ローンの返済について一概には違法(この場合質問者様の使っている違法と言う用語が適切かどうかは置いておきます。)とは言えません。ローン対象の自宅の名義が会社であれば社宅とも捉えることは可能です。
また、労働基準監督署が給与未払いに何のアクションも起こさないのは怠慢としか言えません。アクションを起こせない他の理由があるのではないでしょうか。

Answer 4

労働基準局が相手にしてくれないということはないかと思いますが。