シルバー人材センターに登録して某市民センターの守衛業務をやっています。時給７１２円です。先般、当県の最低賃金が７２１円に…

Question

シルバー人材センターに登録して某市民センターの守衛業務をやっています。時給７１２円です。先般、当県の最低賃金が７２１円に改正されました。シルバー登録会員に最低賃金は適用されないのでしょうか？

Answer 1

労働者ではないので、労働基準法、最低賃金法の適用がないのです。

ボランティアではないが、これまで培ってきた技能で社会に貢献するという制度であり、労働者としての扱いではありません。
仕事の契約は、シルバーセンターと発注者との間で行い、シルバーセンター・会員・発注者のいずれの間にも雇用関係はありません。
事業所の社員と混在して就業することや、発注者の指揮命令の下で就業する仕事は受けていないはずで、ですから守衛や清掃等の仕事が多いのです。
会員の仕事の実績に対しては、配分金（報酬）が支払われるという形であり、賃金ではありません。

労基法11条にいう賃金ではないので、労基法28条の適用もなく、最低賃金法は適用されません。

ただし、常識的に最低賃金を尊重すると思うので、721円になるのではないでしょうか？
http://tsunematsu.blog8.fc2.com/blog-entry-1196.html

Answer 2

厳密には、65歳を過ぎた方には当局の特例許可により「適用しなくてもいい」場合があるんです。
http://pc.saiteichingin.info/point/page_point_target.html

ですが、質問者さんの場合に先般の時給が最低賃金ラインとして712円だったからには、この先の時給は721円に跳ね上がる可能性は高いように思います。特例許可を受けない前提ということで。

※ただし守衛業務は、あくまで「軽易な業務」「断続的業務」のいずれにも該当します

Answer 3

当然支給されます。
官の機関ですから、黙っていても改正された賃金が支払われます。