消防車には左右それぞれ1本ずつ吸管がついています。 まず、防火水槽などに片方の吸管を入れ、消防車のポンプで吸い上げて水を放水します。しかし、放水量が多くなると吸管1本で吸い上げる水の量では足りなくなることがあります。 そこで反対側の吸管を防火水槽に追加で投入し、吸管2本で水を吸い上げることにします。この時、消防車のポンプ内は放水前と違って水で満たされていますが、追加投入した吸管内にはまだ空気が残っており、この空気をそのままポンプ内に取り込むとこれまで吸い上げていた水が落ちてしまいます(これを落水といいます。そのままですね)。 これを防ぐために使われるのがバイパスバルブ(エジェクターバルブ)です。バイパスバルブを開けると、追加投入した側の吸管に残った空気を少しずつポンプ内へ吸出し、放水している水に混ぜ込みます。こうすることで落水することなく2本目の吸管からもポンプ内へ水を吸い上げることが出来るようになります。
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