退職金を一部返済願いますと以前勤めていた会社から文書が届きました。半年前に辞めていて今頃返済といわれても退職金は既にあり…

Question

退職金を一部返済願いますと以前勤めていた会社から文書が届きました。半年前に辞めていて今頃返済といわれても退職金は既にありません、あと退職所得申告書も同封されていました。

Answer 1

理由の説明を求めたほうがいいですね。
過誤払いというのであれば、裁判になると負けます。

まとめて返済するのが困難なら、分割での支払いを求めることです。

Answer 2

ただ単に返済してくれと要求する会社というのはおかしいですね。理由や、返済額の計算書類などが同封されていないのでしょうか。

いずれにしても、返済する理由がわかってからのことですから、会社に問い合わせましょう。

1点気になるのは、退職所得申告書が同封されていたとのこと。これは退職金を受け取るときに書かなかったのでしょうか？

この書類を貴方が会社に提出することによって退職金が非課税になるもので、これを出さないと、退職金は20%の所得税がかかります。
（本来は非課税のものであれば、この20%徴収分は、後で自分で確定申告をして戻ってきますが）

実際に、この書類のやり取りをしないで退職金に課税しないでいる会社というのは少なからずあり、税務署の指摘を受けるケースもないわけではありません。
3月決算の会社なら、ちょうど今ごろが、税務署が会社に訪問して監査を受ける時期であり、退職金支払いの件で指摘を受けた、としたら、税務署員が「この退職者は、退職所得の申告書がないので20%の源泉を徴収しなければなりません」という話をうけて会社が動いているとは考えられます。

もし、会社が返還を要求している額が退職金の20%だとしたら、おそらくそういう話でしょう。
もし、それならば、会社に問い合わせることも、次のようなことだと思います。

退職所得申告書について会社が忘れていたということですか？それなら、今からでも日付を退職日にした書類を出せば通るという話でしょうか？
それとも、この用紙は「私が提出を忘れたのだ」という既成事実を作って、20%徴収するぞということでしょうか？

前者なら、「じゃあ、書類を送れば終わりですね」と確認。
後者なら、源泉徴収漏れの事実だけが残っていますので、素直に２０％返して、自分で確定申告して取り戻す、ということになると思います。

その可能性は高そうです。

Answer 3

返済理由を確認して、裁判になった場合に勝てるか、負けるかを判断されてはいかがでしょうか。