家族経営（夫婦経営）の妻の給与、勤務体系について

Question

家族経営（夫婦経営）の妻の給与、勤務体系について私は従業員10人以下の零細企業に最近勤めはじめて事務や経理を行っています。仕事をしていくうちに社長の嫁の給料や勤務体系がおかしいような気がします。

・社長曰く「パートタイム」での勤務
・就業規則には「パートタイムの就業者については別紙を参照」と記載されているが、別紙がそもそもない
・営業時間は8：00～17：00まで。嫁の出勤時間は決まっておらず、9；45～10：30の間、退勤するのは16：00前
・一か月110：00は勤務しているが雇用保険に加入していない（一週間で20時間以上）
・給与明細を見ると基本給が毎月変動し、正社員よりも高い月もある
・昨年12月の冬のボーナスは総支給額で36万円（パートタイムなのにこんなに高い？）
・休憩時間は1時間以上（一日の勤務時間は6時間以下）
・私が来てから多くの仕事をしなくなったにも関わらず給料は上昇傾向(それなら来ないで他の従業員の給料を上げてほしいくらいです)
・社長が使ったお金に関してだけは自分がやる

自分なりに調べてみたのですが、わからないことが多く質問させていただきます。社長の発言も理不尽なことや統一性がなく、夢ばかり見ているような発言が多かったり、25万円のセミナーに行ったり、家族での食事を経費で落としたりしているため、退職を考えています。
退職を考える上で参考にしたいので、よろしくお願いします。

Answer 1

零細企業経営者です。

嫁の給与や勤務体系に疑問を持つ事がおかしいと思いますよ。
嫁は、パートタイマー以前に経営者一族で訳ですから、一般的な社員との比較はできません。

100名にも満たない零細企業の多くでは、就業規則なんてものは労基署に提出するだけのものであり、何十年とまともに改定さえされません。誰も見ないし、社長も内容を把握しているわけではないのです。

また、会社の金＝経営者の金 という感覚です。実際に、会社の資金繰りが厳しくなれば、個人的な資産を会社に貸し付けるし、会社の借入の保証人として社長個人がなっているので、会社の金と経営者の個人資産の境は曖昧なのです。

よって、嫁の給与をどうするかは、経営者の利益の配分であり、節税の面の為にやってるものです。私的な経費を会社の経費として計上しているのも（違法だが）、中零細企業では一般的な事ですよ。

嫁は仕事の成果や労働時間として、給与をとっているのではなく、経営者一家の節税の為に給与をとっているのです。

質問者様がどのような所に転職されるかは分かりませんが、オーナー系の企業であれば従業員が数百名以上の中堅中小企業においても、同様の事が行われているのが殆どです。

非オーナー系の上場企業に転職される事をお勧めします。