子会社の利益が増加したときは、連結修正仕訳上、個別財務諸表で計上した利益の非支配株主持分比率を 利益剰余金/非支配株主持分 という仕訳を切りました。これは、個別財務諸表上、計上した利益剰余金を非支配株主持分比率を非支配株主持分(利益)に振替る仕訳です 結果的に表示上 ******/非支配株主持分(非支配株主持分) ******/利益剰余金(親会社持分) と、子会社の増加した利益を親会社持分と非支配株主持分に按分したことになります。 今、お尋ねの剰余金の配当(受取配当金)は、子会社の利益の減少と捉えることができます。つまり、上の事例とは反対ということになります。 単順に利益の減少については、上の反対の考え方ですから 非支配株主持分(非支配株主持分)/******* 利益剰余金(親会社持分)/ となりますが、上の利益の増加の場合とは違い、親会社の配当の受取と子会社の剰余金の配当の一部が内部取引となっております。これを消去する必要があるので ① 受取配当金(親会社持分)/利益剰余金(繰越利益剰余金:個別上) そして、非支配株主への剰余金の配当について ② 非支配株主持分(非支配株主持分)/利益剰余金(繰越利益剰余金:個別上) ①と②とをあわせて、貸方の利益剰余金の勘定科目を株主資本等変動計算書上の項目に替えると 受取配当金(親会社持分)/剰余金の配当(利益剰余金) 非支配株主持分(非支配株主持分)/ となるというわけです。 連結財務諸表の作成の過程は、個別財務諸表の単純合算と連結修正仕訳からできますので、かならず、個別財務諸表の存在を感じながらお考えいただければなあと思いますが ちなみに子会社の剰余金の配当の際の仕訳は、個別財務諸表上の仕訳で 繰越利益剰余金/未払配当金 という仕訳をきったことを思い出してください(子会社利益の減少)
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