日本の終身雇用制は止められないのですか？

Question

日本の終身雇用制は止められないのですか？

Answer 1

既に、少しずつ変化をしているのだと思います。

・企業年金が、昔は終身年金だったので、「死ぬまで会社が面倒を見る」という制度だったのですが、現在の企業年金は１０年確定年金が標準になったので、「退職後、１０年間は面倒を見る。あとは自己責任。」に変わった。

・表現を変えると、「終身雇用制」の意味が「死ぬまで会社が面倒を見る」から、「定年まで雇用する」に変わった。

・６０歳まで月給５０万円～１００万円だった従業員も、６０歳以後は、単年度雇用契約で標準の月給は１５万円になった。
会社の親心としては「今の実力を活かして、他社に転職して欲しい。」と思うように変わった。

・経団連では、多くの経営者が「４５歳定年」の考え方を述べている。

・厚労省は、「働き方改革」の一環として、平成29年３月28日以後、兼業や副業を強く推奨している。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000192188.html

又、中途採用等支援助成金など、転職を推奨する制度もあると考えます。
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000160737_00001.html

・現在は、労働者が終身雇用制を希望しており、経営者や厚労省は希望していない状況であると考えます。

Answer 2

今の日本は非正規雇用が4割。

既に終身雇用が失われつつあるのではないでしょうか？

雇用の流動化が何をもたらしたか、この失われた30年を見れば明らかでしょう。