アメリカで医師として働いている方に質問です。 米国で優秀な医師はどんな感じなのか？

Question

アメリカで医師として働いている方に質問です。

米国で優秀な医師はどんな感じなのか？どんな感じというのは、例えば、日本でいうなら、患者さんが来たらその病気を誤診せずに的確に見抜き、それにあった治療法が提案できるという所でしょうか...
米国も同じですか？

そもそも、優秀な医師は学生時代からどんな感じなのでしょうか？
とにかく勉強しまくってたとか、元々天才肌だからもちろん勉強はするけど文武両道だったとか。

アメリカではメディカルスクールに入学するのに凄く難易度が高いと思うのですが、その中でも更に競争が凄いですよね。

それに、メディカルスクール勢以外にもインド人など、各国から優秀な人間も集まってくると思うのですが更にその中でも優秀な医師は、熾烈な争いに勝ちどんどん腕を上げていくという感じだと思いますが相当優秀ですよね。

そういう優秀な人たちは、研修医を終え、大学病院に勤めて若くして准教授や教授になるんでしょうか？
それとも、ある程度働いて腕や評判を上げて開業するってところでしょうか？
ニューヨークなどの大都市で開業する人達が優秀な医師なんでしょうか？

Answer 1

たくさんのご質問が含まれているので、それぞれ全てにお答えできるかどうか分かりませんが、トライしてみます。

「米国で優秀な医師はどんな感じなのか？ どんな感じというのは、例えば、日本でいうなら、患者さんが来たらその病気を誤診せずに的確に見抜き、それにあった治療法が提案できるという所でしょうか...」
優秀さと言うのは、一つではなく、多くの意味合いがあるので、このタイプだけが優秀な医師とは言えません。例えば、優秀な内科医は、仰る通り、的確な診断とそれに見合った治療法が提案できる医師も優秀ですし、そのタイプとは違っても、手先が突出して器用で、手術が格段に早く的確にできるために、より多くの患者を治療する外科医も優秀です。その他にも、教師として医学生や研修医に対する教え方に定評があり、多くの有能な医師を育てた医学校の教授も、優秀と言われます。

「優秀な医師は学生時代からどんな感じなのでしょうか？
とにかく勉強しまくってたとか、元々天才肌だからもちろん勉強はするけど文武両道だったとか。」
このご質問の答えも、様々だとしか言えません。ただ、日本の医学部の入学システムのように、既成事実の詰め込み教育を経て、入学試験という一発のペーパーテストで入学が決まるのではなく、アメリカのメディカルスクールは、MCATというペーパーテストとそれまでの学校の「累計成績で示される頭脳明晰さはほんの一部に過ぎず、それに加えて、秀でたリーダーシップや奉仕活動の経歴、突出した才能、例えばスポーツでオリンピックや全米大会の優秀選手であったとか、世界的な音楽コンクールで優勝した音楽家とか、プログラミングに秀でていて、社会的に有用なコンピュータープログラムを制作したとか、優れた研究者としての経歴があるなどです。

「アメリカではメディカルスクールに入学するのに凄く難易度が高いと思うのですが、その中でも更に競争が凄いですよね。」
確かに、世界中から集まった優秀な学生が凌ぎを削ってメディカルスクールを目指すので、その競争は熾烈です。

「そういう優秀な人たちは、研修医を終え、大学病院に勤めて若くして准教授や教授になるんでしょうか？それとも、ある程度働いて腕や評判を上げて開業するってところでしょうか？」
それは人によって様々だと言ういうのが答えです。

「ニューヨークなどの大都市で開業する人達が優秀な医師なんでしょうか？」
いいえ、最初に述べましたように、「優秀な医師」というのは色々なタイプがあるので、「大都市で開業する人達が優秀」とは一概に言えません。ただ、次に示すような医療機関には優秀な医師が多く集まっているいます。（有名な医療施設が大都市に集中する日本と違って、全米に散らばっています。）ボストンのハーバード大学医学校の附属病院群、ニューヨーク市のマウントサイナイ病院、ミネソタ州ロチェスター市にあるメイヨー・クリニック、オハイオ州クリーブランド市にあるクリーブランド. クリニック、テキサス州ヒューストン市にあるテキサスメディカル・センターなどです。

Answer 2

＞米国で優秀な医師はどんな感じなのか？

保険会社と上手く交渉できる医師です。

そもそも日本の医療制度と、アメリカの医療制度は全く違います。
医師においても、治療に必要なら好きな医療を好きなだけ出来るなんてことはありません。
患者の加入する保険に基づいた加療以外のことは不可能です。

保険会社との関係が悪化した医師は、選択肢が狭まり、仕事自体も満足に出来なくなります。