お答えいたします。心理学科:統計は必須で、統計学は学部1年から必修科目です。行動経済学:数学モデルで仮設云々、解析・シュミレーションを行うので、学部でも専門課程の教科書は数学のそれなりの知識がなければ理解困難。 脳科学:先端の研究では脳波解析と脳の数理モデルが中心なので、同じく専門課程の教科書の理解には数学の知識は必須。 結論:よほどカビのはえたクラッシックな人文分野以外、文系でも数理モデルを用いた方法が主流なので、それなりの数学的素養は必要です。 質問に対する結論2:「研究者の基礎的学力」「研究者=すごい勉強できる」について。先天的にお持ちの研究者もいらっしゃるでしょうが、後天的:勉強・研究が飯より好きで、やっているうちに必要になって、気が付いたら身に付いていた研究者も多数おいでなのでは。好きこそものの上手なれ、そんな感じです。
1 我慢強さ、粘り強さ 従来の研究をすべて網羅して、その分野でどんなことがなあれ、なにがどこまでわかったかをまず明らかにする。問題発見には地道な努力が必要 2 斬新で、大胆な発想 何が何処まで分かったかが明らかになれば、次ぎにどんな研究が必要なのか、いま、何が欠けていて足りない知見は何か、どうしたら問題解決できるかを考える そこには今までにない斬新で、大胆な発想が必要 決して人まねではない、オリジナリティも重要 3 分析能力 それで、問題解決のための調査とか、実験をやったら、その結果の妥当性を分析する方法がいる ここに統計学の知識が活用される ただ、自分で計算するわけじゃなく、パソコンがやってくれるので、どういう結果が出たらどういう分析法を使えばいいかが分かっていればいい 4 プレゼン、論文作成 分析まで終わったら、あとはわかりやすくまとめて発表することでしょう プレゼンなのか、論文なのか、どっちにしろ表現力はいる 5 その他の基礎学力 過去研究のレビューにも英語は最低限必要でしょう あと、プレゼンや論文にするにしても、英語でやった方が圧倒的に多くのヒトに伝わります
なるほど:1
脳科学は、 https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/gijyutu/gijyutu2/shiryo/attach/1236327.htm で書いてあるような文部科学省が言っているようなものを指すのであれば、 数学は必要だと思われますが、実験系を目指すと比重は軽くはなります。 心理学は、ちゃんとした大学の学部や研究科だと、 実験計画法と実験結果の統計処理をみっちり詰め込まれるとおもいますので、 数学は必要です。でも、分野は統計に限られます。 行動経済学は、確率論について最低きちんと勉強する必要があります。 ですので、この中では脳科学の実験系か心理学なら、 それほど数学はいらないと思います。でも、ある程度は必要ですよ。 旧帝大の大学教授でも、出来る範囲は限られています。万能という訳では ありません。特に心理学は、専門領域の手法しか知らない人もいるので そういう意味では大丈夫だと思いますよ。
行動経済学は通常の経済学よりも複雑な数学が必要です。 (脳科学というのは神経科学の俗称ですが)神経科学にしても心理学にしても統計学を使う以上理工学部1〜2年で習うような数学は最低限知っていなければいけません。 しかし心理学者の中にはそうした数学を知らずに滅茶苦茶なことをしている人が多く、滅茶苦茶な研究が量産されており、近年では「再現性の危機」などとして大問題になっています。また、行動経済学とは全く関係のない心理学の研究を「行動経済学」と騙ってメディアに出たり本を出したりするケースも多く、たいへん邪悪です。
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