ハードルの高い職業に就く夢を抱いてしまった人は 不幸ですよね？小説家とか、ミュージシャン、 研究者などの一部の優秀な人だ…

Question

ハードルの高い職業に就く夢を抱いてしまった人は
不幸ですよね？小説家とか、ミュージシャン、
研究者などの一部の優秀な人だけがなれる職業です
狭き門で殆どの人はなれないし諦めて興味の無い仕事を我慢してやるしかないんですから。

私は普通のサラリーマンのようなありふれた職業に
関心が持てず、そのせいで中々仕事が見つかりません。

Answer 1

元採用担当のおぢさんです。活字で手短に書きますので、厳しい感じがしたらご容赦くださいね。

>ハードルの高い職業に就く夢を抱いてしまった人は
>不幸ですよね？

どんなに狭き門でも、その職業に就ける人がいるわけですから、全員が不幸というのは決めつけですね。本当に不幸なのは、「ハードルの高い職業に就く夢を抱いてしまったのに能力が足りない人」あるいは「なれるまで頑張りきれなかった人」ですね。

>諦めて興味の無い仕事を我慢してやるしかないんですから。

夢を諦めた人が、全員興味がない仕事をしているというのも決めつけですね。確かに最も興味があることからは撤退したかもしれませんが、必ずしも興味のない仕事を我慢してやっている人ばかりではないはずです。おそらく、程度問題としては、最初から難関職種に挑戦した人もしなかった人も、現職への興味関心度はほぼ同じ分布になろうかと思います。

>私は普通のサラリーマンのようなありふれた職業に
>関心が持てず、そのせいで中々仕事が見つかりません。

確かに月給を貰って働くサラリーマン（給与生活者）は世の中にありふれていますが、業界も職種も星の数ほどあるわけで、個々のサラリーマンがやっている仕事はかなり違っていますよ。また、揚げ足を取るわけではありませんが、研究者はほとんどサラリーマンではないでしょうか。ミュージシャンやお笑い芸人でも月給制の人は大勢います。つまり、サラリーマンは「自分は経営者・事業主ではありません」ということでしかなく、職業ではありませんよね。

話は変わりますが、仕事は生活費を稼ぐ手段として割り切って生きている人も大勢います。そういう人たちの多くは仕事以外の人生（趣味・ボランティア・家族 等々）を楽しむためにお金を稼ぐという目的を持って仕事をしていますので、きちんと稼げる仕事や将来設計を自分の頭で考えつつ頑張っていたりします。何をやるにしても先立つものは必要ですから。

まぁ、仕事は趣味のようにお金を使ってお客様としてやるものではありませんから、大なり小なり我慢や努力は必要となります。言い換えるなら、「興味や関心が持てる」ということは、人はタダ働きどころか自らのお金を使ってでもやるわけですから、仕事とは切り離して考えなければしんどいかなと思います。

仕事が趣味だと言い切る人も世の中にはいますが「能力✕運✕努力✕お金✕時間＝結果（就労）」ですから、それこそ宝くじに当たるような確率でしょうね。宝くじ当たらないのは不幸とまでは言えませんので、そうお考えになっては如何でしょうか。