中学生です。最近、将来はシステムエンジニア辺りになろうかなと思い始めているのですが、正直あまりよく分からないので質問しま…

Question

中学生です。最近、将来はシステムエンジニア辺りになろうかなと思い始めているのですが、正直あまりよく分からないので質問しました。まず、システムエンジニアというのは色々な職種をまとめた名称なのでしょうか？それとも、システムエンジニアという1つの職業があるのですか？
2つ目は、コード(?)を打って何かしらを作る職業というのは、プログラマーなのでしょうか？僕は、こういう仕事に就きたいなと思っているのですが、正直稼げるのでしょうか？

回答よろしくお願いします。

Answer 1

システムエンジニアという言葉はなかなか難しいもので、広義の意味と狭義の意味の2種類があります。

狭義ではシステムエンジニアという1つの職業があります。これはプログラミングをすることが目的ではなく、システムを作ることが目的の職業です。

他人(メンバー)に指示を出して、プログラミングをしてもらい、その個々の作業を取りまとめて1つのシステムを作ることがお仕事です。
プロジェクトマネージャーやプロジェクトリーダーとも呼ばれます。
もう少し小規模な、チームリーダーもシステムエンジニアです。

つまり、システムエンジニアとはリーダー役のことです。最初はチームリーダーから初めて、プロジェクトリーダーになり、プロジェクトマネージャーになります。
しかし、所属する会社によってはプロジェクトマネージャーには決してなれない場合もあるので、会社選びは重要です。
具体的にはSIerはプロジェクトマネージャーにはなかなかなれないでしょう。請負だからです。客先がプロジェクトマネージャーになることが多いでしょう。

次に広義の意味では、システムエンジニアはITに関わるほぼ全ての職業を指します。
具体的には、プログラマーや狭義のシステムエンジニアを含みます。ネットワークエンジニアも広義ではシステムエンジニアかもしれませんし、セキュリティエンジニアも同じくです。
例外としてITコンサルはシステムエンジニアではありません。

ここまで説明したシステムエンジニアという用語は、辞書に定義されている用語ではありません。
そのため、絶対的な定義はなく、個々の価値観に依存する概念です。定義自体、きわめてあやふやなものということです。

なお、システムエンジニアと対比して使われる言葉がプログラマーです。
プログラマーとはプログラミングをする仕事のことですが、狭義ではプログラミングしか出来ない人のことを意味します。
より具体的に言うと、設計ができないエンジニア、言われたことしか出来ないエンジニア、創造的な作業が出来ないエンジニア、という侮蔑的なニュアンスを持つ言葉がプログラマーです。

プログラマーはプログラミングしか出来ない人、システムエンジニアは設計などの上流工程も出来る人、というニュアンスがあります。(どれも狭義の意味で使っています。)

さて、質問主様はプログラミングがしたいため、プログラマーになりたいとのことでしたが、プログラマーは年収はそれほど高くはありません。

先ほども述べた通り、プログラマーはプログラミングしか出来ない人、のニュアンスがあるため、年収は高くありません。

システムエンジニアなら年収は高いですが、会社によってはプログラミングが出来ない場合もあります。(むしろそっちの方が多い。)

ただしベンチャー企業に行けば、人材不足のために1人で設計から実装まですることが多く、プログラミングも設計も出来ます。

まぁ要はプログラミングしか出来ないエンジニアにはなっては行けない、設計が出来たり、リーダー役がこなせるようなエンジニアにならなければならない、と言うことですね。