和裁士について。和裁士の仕事に興味がある29歳女性です。知恵袋を拝見しているとあまりいいご意見は寄せられていませんが（汗…

Question

和裁士について。和裁士の仕事に興味がある29歳女性です。知恵袋を拝見しているとあまりいいご意見は寄せられていませんが（汗）「自分はこの仕事でよかったと思う」と言う方はいらっしゃいませんか？ちなみに和裁士に興味と持つ理由は、着物が好きであると言う事もありますが、
・現在実家暮らし（一人っ子）ですが、将来両親を経済面で支える必要がないため（介護はあるかもしれませんが）「女一人食べていける程度」の薄給でも可。（結婚の予定は無し）
・会社勤めをしていますが、精神疾患になり（2回目です）出来れば家で出来る仕事を希望している。
という理由があります。
「甘い！」と思われるかもしれませんが、ご意見頂ければ幸いです。
知人が和裁士、という方でも構いません。宜しくお願い致します。

Answer 1

やむを得ない事情から和裁士として長年仕事をしてきて二年ほど前にリタイアしました。
私の場合は好きでやっていたわけではないのでつらいことの方が多かったです。

「よかった」と、思うのはお客様が「こんなにきれいに仕立ててくれて・・・」と、喜んでくださったと報告を受けた時。
着物について人から聞かれた時に的確なアドヴァイスが出来ること。
それくらいでしょうか。

国家検定１級と指導員免許まで取ったのでそれこそ寝る暇もないほど忙しい時もありましたが
今ではそういうことはないのではないかと思います。
やめる直前は全く仕事がない状態で、あっても２、３万円くらいで割に合わなくなってきました。

もちろん和裁で生計を立てていらっしゃる方もいますが少ないと思います。
そういう方は一定基準以上の優れた技術を持っているか、
運良く仕事にあぶれない呉服屋さんにめぐり合ったか、です。

そこそこの技術では海外の方に仕立てに出した方がマシだそうです。

自宅で仕事となるとすべてにおいて自分が全責任を負うことになります。

営業から始まって問い合わせ、直し、納品、税金の申告等、すべて自分でしなければなりません。
またミスがあってもだれもフォローしてくれません。
裁ちミスでもしたら全額自分の弁償です。
急な仕事が入って断りきれずにせっかく予定していたことがおじゃんになることもあります。

健康面で言えば座りっぱなしの仕事なので足腰が弱りやすくなります。
相当自己管理のできる人でなければはなはだしい運動不足に陥ります。

話し相手もおらず一人で針を動かすのでラジオを聴きながら仕事する人が多いです。
そうして私に限ったことかもしれませんが
せっせと針を動かしながら思うのは、何故か腹立たしかったことやくやしかったことばかりで
精神衛生上もあまりよくなかったです。

やめていなければ私も精神疾患をわずらったかもしれないと思うほど孤独感が強い仕事です。

しまいには母が心配してリタイアすることになった次第です。

和裁に未練はありませんが自分の手で稼げなくなったことは淋しく思いますね。

Answer 2

外に出て働くのが嫌で国家検定２級の資格をとった２３歳です。４年間専門学校に通って何百枚と浴衣から振り袖まで縫ってきました。でも今は事務員です。和裁士としてやっていくより時間で給料がもらえるからです。月に４、５万でいいならゆっくり縫えば楽だと思います。けど国民年金に健康保険など払わないといけないものもありますよ？自分のペースということはやらなければお金が入ってこないってことですよ？着物が好きでも縫うのは違います。商品なら責任があります。適当なことはできません。