ホテル業界のブラックさが何故取りざたされないのか知りたいです。

Question

ホテル業界のブラックさが何故取りざたされないのか知りたいです。ごくたまにニュースで「ホテル業界の過重労働」などとやっていることはありますが、
これが大きく取りざたされることがないのはなぜなのですか。

私の婚約者は、大手外資系ホテルで勤務をしていますが
3.4日帰ってこれないようなシフトをくまれ、月の休みは３日。
管理職のため、残業代はなしで休日出勤手当もなし。
それでも基本給は、30万円もありません。
手取りは25万円もありません。
こんな生活をしています。

私自身ホテル業界で勤めていたこともありますが、
帝国など御三家でもない限り、有給消化率はかなり悪く、
労働環境も本当に悲惨なものであると体感しました。

離職率も非常に高く、過労で体を壊す従業員もしょっちゅうです。
このようなことが頻発しているこの業界が何故見過ごされているのか気になります。

何故なのか教えてください。

Answer 1

ホテル業界は当然「変形時間労働制」なので、定時時間とかという概念が無いので、誰がどのくらい働いているか、という客観的な感覚が薄くなります。

そのあたりが問題なのでしょうね。

Answer 2

自分自身業界で働いたことがある、と書いています。
ということは、貴方の疑念は知り抜いていると言う事ですよね、何故打開できないんですか、出来ない理由は承知ですよね。
極端な例では、２４時間ホテル内にいて、実質勤務時間が８時間だなんて当たり前のようになっていますよね、しかし従業員はホテル内に拘束されているからもっと働いていると主張しますが、自主的に働いているだけだと解釈されていますから、それ以上喧嘩が出来ない。疲れ切ってしまい退職、この繰り返しです。
ホテルだって従業員を抱えているんですから３６協定は必要なんです、よってホテルだけ一方的にブラックだと言い切ってはいけないんですよね。ようは労働者がきちんとしなければ、ホテル側の言いなりになるんです。何故なのかという回答はこれしかないんです、従業員も悪い。

Answer 3

ニュースで取り上げられる過重労働によるブラック企業は、その職場内の社員だけの問題でなく、職場を超えた外の社会への影響を伴ってる、連鎖的なケースが多いです。

飲食店業➡食材や衛生の管理不備による食中毒発生

運輸業➡死傷者事故を発生させた

旅行業➡契約不履行

メーカー➡品質保証の改ざん

金融・証券➡無謀な貸付・投資をさせる

建設業➡手抜き工事による強度不足

医療現場➡誤診・医療事故

……などなどで、その職場で発生した不祥事や事故をネタにしてから、次に職場内での労務環境の問題に移行し、次に業界全体の問題へと内容を膨らまします。
いきなり、『宿泊業界の過酷な労務実態』で取り上げてしまうと、これは大問題です。
どこが大問題かというと、宿泊業界は当然ながら宿泊を提供してるわけですが、ただ単に宿泊設備を有してるのではなくて、宿泊客の命を管理してる防火面で非常に神経を使う商売であります。

宿泊業界の過酷な労務をさらせば、安全管理も不十分だろうからニュージャパン火災の二の舞にはなりたくないと宿泊を避けようとする人が一過性ですが多くなります。
既にあった予約もキャンセルが続発します。
そうなると売り上げが落ち込みますが、ホテルは客利用があるときだけ経費がかかるのではなく、客がいないときも充分な経費がかかる固定経費の商売ですから、客がいない時期が続くと、経費だけがどんどん膨れて、たちまち経営が行き詰まります。
そういったナイーブな経営体質の業界なので、うかつに宿泊業界のブラック企業はネタにできません。

ブログなどのよいに、不特定の個人であれば、記事の責任は皆無に等しいですが、出版社や報道局からの発信は、当然ながら発信元が分かるわけだし、記事やネタについて責任が発生しますからね。

個人的には、現在はオリンピック開催前・訪日外国人による宿泊需要が旺盛ですが、スタッフの労務環境はきちんと確保されてるのか？は気になります。

Answer 4

年末年始に石川県の旅館だっけ？女将さんの気配りとおもてなしの苦労で満足度1位になるドキュメンタリーが放送されてたけど、見ていてあれで雇われ支配人や女将だったら大変だろうな〜って思った。

ブラック企業や業界はいくらでもあります。しかし局の収入は企業広告ですよね。下手に業界の闇の部分を放送するより美談の方が喜ばれるわけです。
活字メディアが少々騒いでも電波には及びません。